”ちょっとした会話はすぐに政治的主張にすりかわり、その後の話題はひたすら現状への不満ばかり──不平等、貧困、人種差別、性差別、共和党のファシストぶり、いかに何もかもがすべて惨憺たる状況になっていくか……。ぼくは最大限の努力で自分を抑えていたが、ついに爆発した。いま本当に起きているのはそんなことじゃない。あなたたちは数字をちゃんと見たのか。過去25年間、世界はよくなってしかいない。人は健康になり、裕福になり、高い教育を受け、寿命が延び、かつての人類には享受できなかったよい生活を送ってるじゃないか。”
『WIRED』(※テクノロジー×サブカルチャー総合誌?みたいな感じの雑誌)の創刊25周年特別号を読んでいて、初代編集長(1993-1998)ルイス・ロゼットさんの上記↑の話が、とても個人的に心がざわついてしまいました。自分も最近、テクノロジーって社会を本当によくしたんだろうか?と考える機会がたびたびあって、ほぼ似たようなモヤモヤを感じていたからです。そして、最近全く同じような言及をしている人がいて、それはあのお金持ちのビル・ゲイツさんです。
"世界はとても豊かになり、貧困は激減し、格差もなくなっています。これは圧倒的な事実です、が多くの人はそれを過小評価しています"という感じの主張です。みなさんは、どう思いますか?そして最近、↓"FACTFULNESS(ファクトフルネス)"のような本がベストセラーになっていたりします。自分もまだ少ししか読んでないので、読んでみてもう少し考えてみたいです。というかずっと考えていくことになるんでしょうけども。なんか、ひっかかるんですよね。自分はテクノロジー大好きだからこそ、こういう話は自分の頭で考えたいです。