ぼーっとYouTubeみてたら、オススメで唐突にこのミュージックビデオが流れてきました。白塗りの顔のおじさんがお坊さんのコスプレしてベース持ってて、ビジュアル的に?ってなって思わずクリックして再生してしまったんだけど、8分以上もあるこのMVを最後までみてしまいました。何も考えずにちょっとまずは、見てほしいです。
なんかよくわからないけど、めちゃくちゃかっこよくないですか?このおじさんたち。人間椅子、、、今30代後半の僕の世代よりも更に少し昔の、バンドブームの時に少し売れてたバンドの人たち?だよなぁ、とぼんやりした記憶を辿りググるとやはりそうでした。「人間椅子」は今年で結成30周年らしく、それを記念した「新青年」というアルバムが6月5日に発売され、このMVの"無情のスキャット"はそのアルバムに入ってる曲のようです。音楽ジャンル的には僕にあまりなじみのない、"メタル"というジャンルだそうなのだけど、そういうこと関係なく、うまく言葉で表現できないけど、心が揺さぶられました。「人間椅子」というバンドはこの30年間で商業的に成功した、とはいえないでしょう。多分知らない人のほうが多いと思います。でも、コアなファンたちが30年間支えてくれてたのだのだと思います。そして、このMVは公開3週間で再生数がもうすぐ50万再生になり、世界中のファンから賞賛コメントで溢れています。歌詞の英訳もなければ、完全に日本語オンリーの歌、メタルというマイナーなジャンル、そして50歳過ぎた日本人のおじさん3人のスリーピースバンドです。大器晩成という言葉だけでは、とてもじゃないけど表現できない尊いものを感じます。そしてこれは、30年前に「人間椅子」がテレビに出た時の映像です。あんまり今と変わってない、、、というかこの時点でめちゃくちゃかっこいいし新しいけど、世間的にはあまり受け入れられずに30年たって世間がようやく追いついた、みたいな感じなんだと思います。自分の信じる何かに対して信念をもって、変わらないでいることのかっこよさに、とても勇気をもらいました。