2019年の生きざまを振り返る

アート屋のメロンパス melonpas
2019/12/25 14:34

はいどうも！アート屋です！

今回はタイトルの通り、2019年の活動を振り返ってみたいと思います。

普段は過去の物事に興味の薄いこの私ですが、たまには年末らしいこともしようという気分になった次第です。今年最後の記事になるかはまだわかりませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

1月　プレ個展『日常2.0』

8月の個展に向けた事前テストとして、滞在中のギャラリーグルグルハウス高柳にてプレ個展を行いました。展示会場に畳を敷いて擬似的な和室を作るというアイディアはこの時採用され、何度かの調整を経て8月の形が決まりました。

この頃の作品がこちら。醜い部分を隠して盛ってけ。ネット全盛の現代に虚飾と真実の垣根などない。

戸板漫画『異説藤五郎狐』の中間4ページを断章として先行公開。

2月　東京展受賞者展

2018年に東京展で賞を獲得した出品者による受賞記念展に参加致しました。

現場の写真が見つからなかったのでとりあえず出展作だけ……。酔生夢死だるまです。

3月　関西展とヒロイン展

3月は東京展美術協会の関西部門である『関西展』に出展しました。東京展美術協会に参加した当初は大阪に住んでいたので、関西展のメンバーと共に活動していました。そのご縁もあって関西展にも毎年出しています。

出品作品は銀屏風にアクリルガッシュで描いた『danse_macabre.exe』でした。絵の中に大阪メトロの路線図があるのでやはり関西の方はそこに反応してましたね。

それからむしかわむし(蟲川ギニョール)さん主催の『わが心のヒロイン、降臨』展にも出品いたしました。こちらは小説などのキャラクターをモチーフにした展示で、私は吉川トリコさんの小説『マリー・アントワネットの日記』よりマリー・アントワネットの作品を出しました。

現代のネットスラング満載のパリピアントワネットと時代を超越した不思議な作風を表現するため、古時計にDJアントワネットを描きました。周囲に「イツメン最高💗」とか「圧が鬼」とか「ルイ15世ちょろすぎかよｗｗｗ」とかいろいろ書いてありますが、全部原作のマリーアントワネットのセリフです。詳しくは当時のnoteで。

『わが心のヒロイン、降臨』展示開催中です｜メロンパス◆グランジコミックアート @melonpas #note

どうやらこの頃に個展の表題作品『お座敷ブラックホールダイビング』も完成したようです。

4月　ALISをはじめる

このあたりの時期に作品のネタ探しの一環として現代のテクノロジーを体験すべく仮想通貨に触れてみたわけなんですが、その過程でALISの存在を知り、「これはアーティストの新しい収益モデルになる可能性があるのでは？」と感じてデビューさせていただきました。

ALISによる収益化の現状については皆様のご想像の通りですが、普段のアート活動だけでは出会うことがないであろう様々な方々とのご縁が生まれました。いつもありがとうございます。これからもよろしくね！

5～6月　制作集中期間

がっつり引きこもってました。7月から始まる個展に向けて、ひたすら制作。戸板漫画もなんとかこの期間に間に合わせました。がんばった。

7～8月　個展『お座敷ブラックホール』

今年のメインイベントですね。私の2019年はこの6週間のためにありました。ALISでも何度か記事を書かせていただきましたが、たくさんの方々にご来場いただき、本当に感謝しております！

詳しくは過去記事(タグ:お座敷ブラックホール)で！

9月　お引っ越し

新潟でのアートレジデンスを終え、日本国内某所に移住いたしました。アーティストという職業は収入が安定しないこともあって社会的信用が低く、物件探しには割と苦労しました。

保証会社を通してもらうことでなんとかお部屋は借りられたものの、不動産屋だけでなく保証会社にも契約更新料を払わねばならない暗黒の契約を結ぶことになってしまいました。2年後の9月までに収入が大幅アップしてないと詰みですね。もちろんキャリアで自動的に給料が上がるような仕事ではないので、なんとか自力でお金と人気とメディア露出を高めていくしかないですね。

まあそもそも2年後まで生きてる保証もないか。とりあえずは今日を生き抜かねば。