2023年11月30日をもって、ミンカブ・ジ・インフォノイドを退職しました。
この数週間バタバタしておりALIS上での共有が遅れてしまいました。既にALISのライブドアへの吸収合併を発表した際に私がALISの業務から離れていたことはお伝えしていましたが、ようやく落ち着いてALISを書く時間ができましたので、考え等をここにまとめます。
振り返れば、まさに波瀾万丈といえる日々。大なり小なりのトラブルは日常茶飯事でした。特に共同で代表を継いでからは容易ではない判断の連続に戸惑うことも多かったです。それでも、なんとかやってこれたのは皆さまの支えあってこそです。
目を閉じると、たくさんの方々の顔(もちろん、アイコンも含みます!)とセットで色々な出来事が鮮明に思い出せます。ALISコミュニティの皆さま、取引先の方々、提携先企業の方々、ALISチームの社員やパートナーの皆さん、家族や友人・先輩方、長い間本当にありがとうございました。
また、ミンカブ・ジ・インフォノイドとライブドアの皆さんにもこの場を借りて感謝を申し上げます。皆さまとご一緒させていただく中で、経営や事業開発に関わる多くの学びを得ることができました。これまでとは全く異なる価値観や視点に触れることができたことで、大変刺激的で充実した日々を過ごせました。
ご存知ない方もいるかもしれませんので、簡単に触れますが、株式会社ALISはかつて厳しい時期を経験し、解散を視野に入れていた時期もありました。詳しく知りたい方は、下記をご覧いただければ幸いです。
このような時期があったことも踏まえると、ALISがミンカブ・ジ・インフォノイドへJOINすると決めたこと、ライブドアとの吸収合併へと進むに至ったことについての決断は、私たちにとって非常に良いチャンス(ご縁)であったと、今も変わらずに思っています。
ALISはM&Aを通じて新しいステージへと移行するための組織変更が行われ、私自身も退職し新たな道を歩み始めています。そのため、ALISの詳細な現状をお伝えすることはできませんが、ミンカブ・ジ・インフォノイドへJOINせずに単独で事業継続していた場合と比べて、現在のALISはより大きな発展の可能性を持っていると確信しています。当時の記事に詳細は記載しておりますが、元々我々だけで状況を好転させることは難しいと判断したことも、そもそもの理由としてあります。
しかし、自分がパーフェクトにやれていたのかと言えば、決してそうではないと思います。M&Aの選択だけでなく、単独で新たな道を進むという可能性もあったかもしれません。もっと早い段階で異なる動き方ができたのではないか、本音でビジョンをすり合わせられていれば、等々の反省も無い訳でもありません。応援してくれた皆さまの期待に応えられなかったことは明らかに自分の力不足です。この点、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
それでも、ALISは継続しており、今もこうして記事を書くことができています。そして、今後はライブドアと共に、LDCを含め、さらに良い方向に発展していってくれることを信じています。
私はこれから、教育領域での起業を予定しています。実はこの考えは、私がALISに参加する前(約10年以上前) から持っていたものでもあります。もともと、ALISプロジェクト自体のスタートが会社員として勤めていた時期の副業としてでしたが、ALISに誘われる前に教育領域での起業準備も自分で進めていました。2つの選択肢を考えた結果、最終的にはALISでの仕事を選び、教育領域での起業は一時保留しました (詳細は長くなるので省きます。ALISのチーム・人に惹かれたことが、ALISへ創業メンバーとして参画すると決めた理由でした)。
誤解の無いようにお伝えすれば、ALIS在籍中はALISだけに時間も情熱も割いてきました。そのため、教育領域での起業も全てがこれからのスタートです。
ALISをやりきったかと問われれば、自分にできることはやりきったと胸を張って言えます。時には困難に直面し、諦めたいと思う気持ちが浮かんだことも正直ありましたが、コミュニティや社員の皆さんからのあたたかいサポートもあって、自分に嘘をつかずに推進することができました。色々ありましたが、今でも当時ALISを選んだことに後悔はありません。
今は法人としての株式会社ALISが消滅し、私個人の引継ぎも完了しました。ALISにおいて自分ができる事はひとまずやり切ったと考えています。これらの変化を受け、再び自分での起業を志向するようになったというのが、退職の理由となります。
また、念のためお伝えしますが、ミンカブ・ジ・インフォノイドやライブドアに対する不満があった等ではありません。実際、初めてのM&Aということもあって不安もありましたが、皆さまのおかげで充実した時間を過ごせたことに、心から感謝しています。
今後は教育の領域で、次の挑戦に向かいます。
(写真は、ミンカブ・ジ・インフォノイドのオフィスと、ALISが始まった頃のオフィスです。ALIS時代を含め約6年8か月、情熱を注いできた地続きの道を、新しいスタートのために離れます。この変化の瞬間を記念して残してみました)
最後になりますが、厳しい状況下でも励ましの言葉をくださった皆さまに、心から感謝を申し上げます。またどこかでお会いする機会等もあるかと思いますが、今後とも何卒よろしくお願いいたします。
水澤 貴