もずく@ちょっとキーボードマニアです。
どのくらいキーボードマニアかという話は以前の記事を読んでいただくとして、
今回はこれ↓の話です。ポータブルワープロ。
5万円未満でPC(ChromeBook)が買える時代に4万円のワープロですよ。
そもそも「ワープロ」って知ってますかね?
ワードプロセッサー。文字しか書けません。
東芝ルポとか、一斉を風靡しましたね。30年ほど前に。
しかし、そんな過去の遺物を欲しがる人がいるのか…?
上記のTravelerという商品はクラウドファンディングなのですが、無事に目的額を達成して出荷されるようです。
いまは4万円ですが、元々は7万円の価格設定ですよ。モノ好きがいるもんですね。
実は、日本には似たようなものにポメラという製品があります。
こいつが凄すぎて、上記のクラファンのTravelerがあまり新鮮に映りません。
ATOKとか辞書とか搭載していますからね。日本語入力に特化しています。
価格5万円ですよ。なのに結構売れているみたいです。
でも、ブログを書く人にはこの気持ち、わかってもらえるような気がします。
一般的なノートPCよりも小さくて軽く、起動が一瞬で、スマホやiPadよりも文字入力がしやすい。
しかも文字入力しかできないから、要らないことは考えずに済む。
これさえあれば、毎日ブログを書くことだってできる…!(皮算用)
ただ、そんなポメラにも足りない部分はあります。
まずTravelerに比べてダメなのはキーボードがフルサイズじゃないところ。横方向は17mmのキーピッチ(小さめのキーボード)を維持していますが、縦方向が15.5mmと短い。この縦横比の違いが微妙に打ちにくい。
ポメラにはファンクションキーがあるのですが(F1とかF2とか)、ファンクションキーは「Fnキー+数字キー」で代用できるので、キーピッチを犠牲にしてまで用意する必要はないと思うんですよね。
というか、Fnキーをもっと活用すればカーソルキーも不要です。右シフトキーが大きいほうがたぶんいいです。
以前の記事にも書きましたが、現在も新規購入できるキーボードの最高峰は「Happy Hacking Keyboard Pro(の日本語キーボード版)」だと私は思っています。
まあ、このキーボードもカーソルキーをはじめ不要なキーがたくさん付いているので、理想をいえば、最下段の配列は英語版配列のレイアウトに変換/無変換キーを付けたものにしてほしい。あと両サイド最下段にFnキー(手刀で押せる)。
あと、このキーボードはキーストローク(押し下げたときの深さ)をキープするために分厚いのですが、そこはノートPC並にして、その代わりできるだけ薄く軽くしてほしい。
ということで、ハードウェア的に(私の)理想的なポータブルワープロとは、このHappy Hacking Keyboard(改良版)にモニタを付けたものです。
そして、ソフトウェア的に絶対に欠かせないのが以下の二点。
・修飾キーとショートカットキーの独自設定
・ローマ字入力ルールの独自設定
キー入力マニアとしては、これがたぶん絶対に欠かせない要素だと思います。
そもそも5万円もするポータブルワープロなんて、ライターとキー入力マニアくらいしか買わないわけなので、この二点をポメラに追加するだけであと10台は売れると思うぞ!