仮想通貨ライターの五月雨まくら氏にインタビューしました

みなさんこんにちは！「君MONA！！」のサスケです。

今回は仮想通貨ライターの五月雨まくらさんとSkypeを使ってインタビューをしました。

五月雨まくらさんはボランティア精神溢れる方で、インタビューも2日に渡り行いました。

なぜ2日もしたかというと、1日目のインタビューは録音を失敗してしまい困っていたら「いいですよ、もう一度しましょう」とおしゃってくださり、2回インタビューしたという訳です。

何か、感覚的なのですが生きていく力みたなものを貰えたそんなインタビューでした。

最後まで読んで頂けたら嬉しいです。

こんにちは、サスケです。先ずは自己紹介からお願い致します。

はい、仮想通貨ライターの五月雨まくらです。
一橋大学商学部を卒業後、外資系のコンサルティング会社に就職しました。
その後、ＩＴスタートアップでＷＥＢ系のプログラマーをしていたのですが、2017年の5月にBitcoinとブロックチェーンの存在を知り、衝撃を受けました。
ちょうどその時、仕事もしていませんでしたので、そのままフリーのライターになりました。
現在は、大手仮想通貨メディア3本、仮想通貨月刊誌2本で連載をしています。 

ありがとうございます。では最初の質問ですが、仮想通貨ライターとして気を付けてることはなんですか。

はい、大切にしているのは前提知識を説明することですね。
仮想通貨の世界は難しい単語が多いですよね。例えば、ICO、ICOもただICOと書くのではなく仮想通貨のトークンで資金調達をすることを指すのですよと分かり易く前提知識も織り交ぜながら説明するように気をつけています。
それと、やはり海外からの情報は正確な情報が多いので、その情報をいち早く翻訳して記事にしています。
あとは、イベントや取材で得た現場情報、これは言語化されていませんので価値のある情報だと思います。

なるほど、コミニティの中だけで発信されている情報もあるということですね。

五月雨まくらさんのTwitterを拝見したのですが、ライターになりたい方の無料相談をしていますよね。

なぜ、このようなことを始めたのですか？

そうですね、大学生の頃から社会貢献をしたいという思いがありました。
何か世の中の為になることをしたなとずっと思っていたんですね。
ただ、自分に知識や経験や実績がないとやりたいという気持ちだけで、何も提供できるものがない
そう考えた時にライターと仮想通貨の知識なら今の自分にはあるので、それを提供できないかと思い始めました。

Twitterのタイムラインを見ていますと、ボランティア意識が高い若者が多いように感じますが如何ですか？

ボクは今、27歳なのですが、ボク達ミレニアム世代は社会貢献の意識が強いみたいですね（笑）

仮想通貨の価格について教えて頂きたいのですが、現在仮想通貨の価格は一日の中で10％以上の上下することがありますがそれについてはどう思われますか。

仮想通貨の価格については特に気にしていません
ただ、現在の価格が仮想通貨の価値を本当に表しているかは疑問です
というのは現在の価格の上下はファンダメンタル要素が強いのですが、通貨の機能や技術ではなくどこの取引所に上場したかなどの通貨本来の目的とは関係のないところで判断されがちなので正しい価値判断ではないですね。
あと、マーケティングが上手い通貨も価格が上がり易い状況がありますね。

この状況は問題だと思いませんか。

いえ、ボラティリティがあった方が投資家や投機需要が発生し易いのもまた事実です。
この投機需要は仮想通貨を広めて行く起爆剤の役割りがあると思います。。
仮想通貨はまだ黎明期ですのでボラティリティはあった方が良いと思っています。

なるほど、次の質問ですが五月雨まくらさんが認めるコンセンサスアルゴリズムはありますか、あれば理由も教えてください。

そうですね。
先ず、Pow、これはサトシナカモトが緻密に計算されたもの凄いシステムなのは間違いないですが、電力の消費が膨大で環境への影響が懸念されます。
次にPosですが、こちらは低電力ですみますが通貨が多い人が有利なため、通貨の流動性が下がります。
NEMなどのPoIはその対象となる仮想通貨をもっているだけでなく取引などでＮＥＭを多く利用している人が恩恵を受けられる仕組みです。
これはＰｏｗとＰｏｓの両方の問題を解決していていいアルゴリズムだと思いますが対応しいるのがＮＥＭだけで
あまり広がってなので、検証中なのか、または何か理由があるのかなと思っています。
次にPoCですがこちらはノードが限られているので早く意思決定ができる反面、中央集権すぎるので問題です。
最後はD-posです
これは間接民主制のようなシステムで仮想通貨の保有者の投票によって取引の代表者を選ぶ仕組みです。
投票という非中央集権な特性がありつつ、代表者を決めるという中央集権的な要素もあるのでそれが意思決定の速さに繋がったりしますので、バランスの良いシステムだなと思っています。
このシステムの仮想通貨も結構増えているそうですよ。

今のところ、D-posが一番良さそうですね。

次にブロックチェーン技術についてお聞きしたいのですが、今後ですねブロックチェーン技術以上の技術って開発されると思いますか？

難しい質問ですね（笑）そうですね、出てくるとしたらAIやマシンラーニング、IoTが間違いなくキーワードになると思います。
ただ、今はブロックチェーンがありますので、ちょと想像が付かない部分もありますね。でもAIとマシーンラーニングその辺りはあやしいですね。

五月雨まくらさんが考えるトークンエコノミーはどういった形のものでしょうか。

そうですね。ボクが考えているのは寄付のスキームを使ったものがいいなと思いますね。
ユーザーの人のバイオグラフィー、経歴や情報、IDなどをブロックチェーンに紐付けて管理し、例えばＡさんが
街のゴミ掃除を2時間したとします。それがブロックチェーンに書き込まれ、普段からゴミ問題に関心のある人達が寄付をした寄付金をトークンとしてＡさんは受け取れる。
寄付をした人も自分の寄付がどのような使われ方をしたのかが見え、受け取った人も自分の行動に対して報酬が得られる。そんなトークンエコノミーが実現できたらいいですね。

なるほど、それは五月雨まくらさんらしいトークンエコノミーですね（笑）

では、最後に読者の方にメッセージがあればお願いします。

はい、わかりました。
ブロックチェーン技術は大きな権力を持っていた政府や企業から人々に力を回帰させていくのを後押しする技術だと思います。
ボクはその思想を世の中に広める為にも最大限の能力を発揮した記事を書き続けて行きたいと思っています。
また、世の中の役に立ちたいという思いも強くありますので、もしライティングで悩んでいる方や仮想通貨やブロックチェーン技術のことなどなんでもいいので、相談してくれたら嬉しいです。
みなさんの相談をお待ちしています。
今日はありがとうございました。

ありがとうございました。

五月雨まくらさんのTwitter:@samidare_makura

ボランティアで相談を随時行っているそうです。

みんさんもぜひどうぞ！！　　　　　　「君MONA！！」サスケ