前記事の続きです。
せっかくあんまりさざえ堂の周りに人がいないタイミングだというのに集団に前に入られたら、写真も撮れない!と、慌てて中に入った。
想像していたよりも、ぼろいというか・・・なんかすぐに吹き飛ばされそうな造りというか。
なんか色々引っ付いてるし。
こういうのは、何像っていうのでしょうか。僧侶像かな。
床も、抜けてもおかしくない、ギシギシ感。
しかし、実際、丈夫な造りらしい。
こんなにべたべた貼られていいのか?
ぐるぐると上っていく。
なんかすごい貫禄あるものかと思ったら、妙にハードル低く感じさせる、ばらばらな展示物というか内装というか。
狭苦しそうでいて、そうでもなく、割と広い。
維持するために、使わせないのではなく、使わせて補修して維持してるのかな。
身近な感じで楽しい。
軸となる側に、禅僧の像や、歴史絵巻的な絵があって、ほんとここは一体どういう建物なのか・・・さざえ堂、来てみたいと思っていたくせに、予習していなかった。
こんな珍しい建物なのに、普通の重要文化財。
このお堂をお参りすることで、三十三観音参りができるつくりって、マニ車のような建物だな。
観音像は明治時代の神仏分離令により取り外されとあるが、どこへ行ったんだろう。
掲げられている絵画は、道徳の教科書と言われていた「皇朝二十四季」と説明されているが、そういうのって、日本の他のところでもあるのか?
近い時代の物なんだなという感が強くなった。
さざえ堂の正式名称?読めないし覚えられなさそう。
六角三層で、二重らせん、上りと下りですれ違わない・・・よく考えたな。
形は変わっているけれど、雰囲気的に、近所にありそうな神社っぽい。
龍のにょろにょろ、お化け屋敷っぽい。夜、怖そう。
さざえ堂を見終えた後、少し下る。
勢いよく流れる水が見えた。
児童書の挿絵にありそう。
不思議なことが起きるお話の。
風化してる?手水。上の枝葉が映っていて、何かがのぞき込んできそうな感じがある。
水がいっぱい。
150メートルもある洞穴を、5万5千人動員して作ったと・・・。
威張ってた人が相当威張ってたな。
集中豪雨が短時間にあった日の翌日だったせいか、凄い水の量。
どぼどぼ。
水が豊富な場所ならではの木の茂りようか。
振り向き、見上げる位置に、さざえ堂。
なんだろ、この像・・・
降りるのはあっという間。
夏休みっぽかった。