7月のある週末。小諸へ行った。
まず最初に腹ごしらえ。
お店の前は行列で、店内もにぎやかな食堂のように混んでいた。
お店のおばちゃんたち、大勢いて、忙しそうに動き回っていた。
くるみだれにもりそばをつけて食べる、くるみ蕎麦が人気の店なのに、つい、また、おすすめの季節メニューを選んでしまい。
リンゴや、リンゴの天ぷらが載っているのは美味しくて面白かったが、やはりくるみだれにしておくべきだった、と悔やまれた。
人気のくるみおはぎも確かにくるみ感味わえたけれど。
お店を出るころには、行列は無くなっていた。
ほぼ目の前にある、小諸城址をちょっと見てみる。
天守閣などはないが日本100名城の一つ。
大手門と三之門と、石垣は古い。400年くらい前?(と言っても門は修復しているが。)
小諸城は、周りの地形を生かして作られた、日本で唯一の穴城。
城が城下町より低い位置にある。
この場所、お城の原型は平安時代からあったようだが、1500年代半ば、武田信玄の命によって作られたものが小諸城の原型。その後も、時代の権力者がこの場所を重要視していた模様。
蕎麦屋のすぐ近くにある三之門を見て、
鉄道の線路の下のトンネルをくぐって、線路の反対側に行くと小さな公園があり、大手門がある。
1612年のもので、屋根は瓦ぶき。当時珍しい。
二階の部分は畳のある部屋で、その日は見学できた。
明治維新の後、民間に払い下げ。一時期料亭だった。
門の中の料亭!
その後、小諸義塾の仮校舎だったこともあったそう。
反対側はこんな感じ。
家っぽい。
門を見た後、周囲の小ぎれいにしているところをほんの少し歩くと、小諸駅がある。
小ぎれいにして、新しいカフェや花壇よりも、この時代を見てきた建物の様子の方に気が取られる。
どういう時代が通り過ぎて行ったのか。
どこか遠い、色々なところで、この感じってある。
駅の中。
野菜をどーんと並べている様子や、天井の高さ、大きな時計!
こういうの、いいな!
どこもかしこも、おしゃれ道の駅+安くもない野菜、っていうのではなくて、こういう明るく元気な、人間らしい感じがまだまだ無くならないで欲しいと思うのだが。