周期的に、映画館行きまくる。
前の周期は、東北の震災のあった年で、その年は下高井戸シネマの会員にもなっていた。
下高井戸シネマは、自分の家からは新宿まで行って乗り換えて行く必要があるのだが、特集だったり、リバイバル上映があったりで便利なのと、ローカル感も気に入ってる。
震災の日のあと、映画観に行こうとしたのだが、電車が止まって間に合わなかった。
それで、いったん、自分の映画館行きまくりは止まった。
今年の春、たまたま、仕事後余裕のある時期があって、また映画館に行く回数が増えた。もともとよく映画館に行くのだが、大量に行くというのは、最低週1本、毎週映画を観に行く時。
5月9日 シリア人亡命映像作家のシンポジウムに行き、「東京の甘い生活」という作品の一部を観た後から、また、映画観たい観たい病が発症。
アンマール・アル=ベイク監督は、銀座の花売りの老女の様子から、自分の国の女性たち、家族の女性、母たちなどと共通するものを見ていた。様子は違えど、文化も国も違っても、同じに見えてくる。特に何が起きるでもないのだが、心の目で見たら、普遍的なものが見えてくる・・・そう感じさせる映像。
セルフィ―についてどう思うかと聞いたら、
あなたは自撮りしませんか?と聞かれたので、ほとんどしないと答えると、
「毎日鏡は見ませんか?・・・鏡に顔を写すこと、それもセルフィ―と同じでは?」と。
5月21日、前に見逃していた、「ノーザンソウル」を下高井戸シネマで観る。
予告編見て、かわいい青春映画と勘違いして行きたがった若い女子を連れて行ったのだが、映画の途中くらいから、うっわーあとで何言われるかなと思った。
「・・・・shumと行く映画、ヤクの映画ばっかり」
この映画は、クラブカルチャーの起源みたいなことを描いているが、ファッションやダンス、当時の雰囲気も分かりやすいのだけれど、何より、どうやって、若者がドラッグにはまっていくかもわかりやすいので、是非、子供たちに見せて!ダメ、絶対ダメを伝えるのに最適な映画だとも思った。
5月22日 試写会で、「パリの家族たち」を観る。
フランス人女性って、歳とってもアンチエイジングに走らず、フランス人は、女性が熟していくことに好意的なようなことを今まで聞いてきたが、実際そんなことはないじゃん、フランスでも・・・と思った。年取って綺麗になっていくっていうのは、みんなじゃないし、やっぱりみんなぼろぼろになり、じたばたもするし、悩む。
リアルという意味では、うまく表現されてると思うが、
キャスティングにいまいちぴんと来ないところあったり、かなり不満が残ったし、宣伝文句と内容、合ってないと感じた。
5月28日 下高井戸シネマで(また会員になった)
「ビサイド・ボウイ ミック・ロンソンの軌跡」
デビッド・ボウイ好きの親友と行った。彼女はすごく付き合いが良くて、しかも私とタイミングが合いやすいので、一番多く、一緒に映画観に行ってるかもしれない。
デビッド・ボウイのなんて素敵なの!写真も一杯出てくるが、結構酷いなー(デビッド・ボウイがね)って思うエピソード合ったり(笑)、元妻のアンジーの強烈さに圧倒されたり、もちろん主人公のトホホな感じ、残念なこと、また、ちょっと音を出しただけで、うわ~~っ、、、なんてすごいんだ・・・と!驚いたり、ミック・ロンソンがどれだけ地道に、すごいことを陰でしてきたかがよくわかる。
ミック・ロンソンの妻の表情と語りの雰囲気から、あーーあ、相当苦労かけたな、言っていること以上に、めいわくかけたんだな、妻にwと感じられた。
5月30日、だったかな・・・ またまた下高井戸シネマで
「私の20世紀」
映像綺麗にし過ぎない方がいいこともあるなと自分は思った。
もわっとしてるからいいってこともあるじゃん。
あと、ヒロインがどうも、しっくりこなかった。幼児っぽくて、薄っぺらい感じをあえて狙ったのかなあ。
↓「スパイナルタップ」は前に武蔵野館で観たのだが、下高井戸シネマでの上映、大盛況だったっぽい。
映画館に吸い込まれる病は6月にも続いた。