
山菜採りに行き、可愛いフジの新芽と蔓があった。
フジツルがある場所は足場も気を付けて歩かないと、足にひっかけて転倒する場合がある。
整地されていない山の中を山菜目当てに歩くときは、目当ての山菜ばかりを探していて足元に大きな石があったり、植物の大きな株があったり倒木があったりするので注意して散策している。


フジは繁殖力が強いらしく、一度見かけると周辺もフジツルだらけだったりする。
近所の裏山で木に巻き付いている蔓といえばフジツルが多い。
久しぶりに入った山の中ではフジツル帝国となっていた。
太い松の木に太いフジツルがしっかりと絡みつき、フジのエネルギーを感じた。

木に絡みついた蔓にさらにからみついていた。

何年も絡みっぱなしで、木の幹に食い込んで成長し続けていると思われる。

絡まれた赤松らしき木は、松くい虫なのか、フジツルなのかわからないが枯れていた。
木が折れたため、フジツルはほかの木に絡みつくべく成長し続けている感じ。

この山一帯はフジツルが繁殖しすぎていて、その影響もあってのことなのか、
太い木が枯れ、多数の倒木が多く見られた。
人があまり足を踏み入れないような、人が入った形跡があまり見られないと感じるこの山はフジツル帝国。



木が枯れ、腐ってもなおフジは成長し続けているのか、かなりの太さでぐるぐる巻き。



太いフジツルを見たことがない人だったら、蔓ではなくねじれるタイプの木だと思うかもしれない。
こんな太くてエネルギー溢れるフジに触れたのは初めてかもしれない。
意識して触れたのは初めてだ。
蔓の表面には苔もはえている。
かなりの年数が経っているのかもしれない。

若いフジはかわいい物だと感じるが、大木に絡みそこで何年もかけてじわじわと成長し太くなる。
締め付けられている木は苦しめられているのかもしれないが、
力強くたくましく生きるフジツルからは、
パワーを頂いた。











