どうも、リアルで介護教員をやっているものです。
なぜか、テクノロジー分野に固執して書き続けているわけですが、私自身はおもいっきり文系の人です(笑)
ところで、みなさん日本が目指している「新産業構造ビジョン」はご存知でしょうか?
私自身、子供が3人おりますので、これから子供達が生きていく日本という国が、どのように発展していくのか、どういった方向性で動こうとしているのかを知ることは非常に大切なことだと思っています。
マイナンバーの件しかり、国の指針によって我々日本国民はある意味において「動かされている」と言っても過言ではありませんからね。
というわけで、今回、経済産業省が公表している「新産業構造ビジョン」についてご紹介しようと思った次第であります。
もうすでに理解されているという方は、そっと別の方のページに飛んでくださいね。
と、言いたいところなのですが。
なんせ378ページにも及ぶ膨大な資料となりますので、お忙しい方のためにサラっと概要についてまとめさせてもらいたいと思います。
経済産業省では、近年の技術革新(第4次産業革命)に対応しようと、2017年5月末に「新産業構造ビジョン」を取りまとめました。
具体的な内容としては、ビッグデータやIoT、AI、ロボットなどの第4次産業革命における技術革新を利用しながら、日本社会の構造的課題の解決を目指し、さらに経済成長も狙うという目的のもと取りまとめられたビジョンと戦略となります。
日本を含む先進国では、少子高齢化や経済の停滞、過疎化の問題、エネルギーや環境問題など様々な課題があります。そういった構造的課題を、2030年までに解決しようと考えられたのが第4次産業革命技術の社会実装です。
経済産業省では、⾃動⾛⾏技術やドローン技術などを例にあげながら、新たな製品やサービスの産出、そして、それらによる多様な産業・雇⽤への好影響を予測しています。
経済産業省の「新産業構造ビジョン」には、大きく分けて4つの基本戦略があります。
関連する動画も合わせてご紹介しますので、お時間ある方はぜひご覧下さい。
(1)移動する:ヒト、モノの移動
具体的施策としては、ヒトの移動として自動走行技術が、モノの移動として運⾏/運航管理システムや後続無人隊列⾛⾏システム、ドローンの実用化が挙げられています。
(2)生み出す、手に入れる:スマートサプライチェーン、製造・生産現場における高度化や効率化
AIを活かした次世代ロボット、次世代家電の開発や、サプライチェーン内でのリアルデータの共有・利活⽤、スマートバイオ・スマートマテリアルの開発などが具体的施策となっています。
(3)健康を維持する、生涯活躍する:健康、医療、介護
⽣活習慣病予防サービスの確⽴、保険者インセンティブの強化、医療現場でのIoT・AIなどの⾰新的技術の利活⽤などが中心。AIによるケアプランの作成もこれに含まれています。
(4)暮らす:「新たな街」づくり、FinTech、シェアリングエコノミー
社会インフラに関わるIoT・AIなどを活用した「新たな街」づくり、シェアリングエコノミーを実践するシェアリングシティの推進などを目指しています。仮想通貨(暗号通貨)に関連するFinTech(ファイナンス・テクノロジー)も国が掲げる戦略の一つとなっています。
冒頭でも述べましたが、こういったAIやロボット、IoT化の流れは我々個人がいくら否定的な意思を示そうがもう止められないのです。
この潮流をしっかりと「乗りこなす」という視点が非常に重要になると私は考えています。
キャッシュレスや仮想通貨(暗号通貨)を含むフィンテックの流れも国の後押しもあって、今後盛り上がってくることは間違いないでしょう。その日を楽しみに待ちたいと思います。
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