時計を好きになりたいすべての人のために。
『腕時計ロマンチシズム概論』絶賛公開中!
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■■■コラム「時計×〇〇」論■■■
時計を時計としてだけでなく、他の何かと組み合わせて考えてみましょう。誰かが時計を腕にしようと思わなければ、僕は生まれなかったかもしれないのだから。
でも実際には、目に見えないものだってちゃんと信じてるっていうか、むしろ自分自身が偶像っていうか、将来的には宗教を立ち上げる予定の『腕時計ロマンチシズム概論』管理人みちるです。あけましておめでとうございます。こんにちは令和、ありがとう平成。
今回の画像の鏡餅も、新年度令和を祝って撮影してみましたが、令和の時代に僕が新たな宗教を立ち上げるとなってくると、おそらくもう少し『腕時計ロマンチシズム概論』的な解釈が必要になりますよね。…ということで今回は、神道や仏教、さらには現代的に宗教を離れた伝統行事としての鏡餅を「腕時計版」として記述してみたいと思います。
おそらく皆さんはほとんど何気なく接してきたと思いますので、この僕、平成のジーニアス改め令和のジーニアスとして宗教学と文化人類学と社会学あたりで修士号くらいまで持っていそうな僕(持っていない)が、専門家御用達のWikipedia及び「日本鏡餅組合」ウェブサイト(http://www.kagamimochi.jp/)などを元にしながら解説いたします。
平安時代に宮中で健康と長寿を祈願して行われた正月行事「歯固めの儀」に由来していて、餅は、ハレの日に神さまに捧げる神聖な食べ物だったそうです。丸い形は、昔の丸い鏡を模していて、心臓をモチーフにした魂の象徴でもあるとのこと。
これはまぁ、時計に当てはめることも問題なさそうですよね。「私達の時計が末永い繁栄と長期間の使用に耐えますように」みたいな祈りへの読み替えで完璧でしょう。
できれば、時計に捧げる食べ物としては、ただの「丸」ではなくて、「歯車」の形を模して丸の周囲に歯を作り、かつ、オイル(グリス)でひたひたにしておくと良いでしょう。
赤い色(御幣)は魔よけの意味、白一色(四手)は四方に大きく手を広げ、繁盛するようにと願うものです。
時計で例えるなら、魔よけはする必要ないので、むしろ時計の大敵「磁力」を除ける、「磁力よけ」(耐磁)でしょうね。耐磁の実現方法は様々ですが、軟鉄製のケースでムーブメントを覆う方法を用いるならば赤色→鉛色、世界初のカーボン製ヒゲゼンマイを採用したタグ・ホイヤーの例でいくなら赤色→ビビッドな黄緑色となります。
さらに言えば、稲妻状という形状を思えば、「御幣・四手」という名前はあまりにも古風なので、この名称を「ミルガウス」とします。(「ロレックス 稲妻」で検索してください。)
うん。いいアイデアが出たので、そんな感じで鉛色×ビビッドな黄緑色の「ミルガウス」を飾るものとしましょう。
「代々」とも書く。果実は冬に熟しても落ちにくいため数年残ることがあり、1本の木に何代もの実がなることから、長寿の家族に見立てて家族繁栄、代々家が続くことを表しています。
はい、この主旨はなかなかセンス良いのでそのままいきましょう。オレンジ色の何か、時計由来のモチーフを乗せたいと思います。時計界でオレンジと言えば?安直に考えれば、パテックフィリップ アクアノート クロノグラフ5968A -001なんかが思いつきましたが、スポーツパテックの高騰が著しく1000万円弱くらいしてほとんど誰も飾れないのでやめておきます。
代わりに提唱したいのは、時計×オレンジ=「時計じかけのオレンジ」です!!この映画のDVDを鏡餅の上に飾る。これがかなり猟奇的でばっちりではないでしょうか。
…と、ここまでで新・時計版・鏡餅を定義することができました。みなさんのおかげです。 これで新しい令和の時代、信じた時計とともに、あなたとともに歩んでいくことができそうです。
次の元号になった日には、新・三種の神器の提唱をしたいと思いますので乞うご期待!!