

「子供のころはホント貧しくて、公園で寝泊まりする日もあった~」など、不幸自慢をする人がいます。
聞いてる方からすると、ちょっとめんどくさいのですが、なぜ人は不幸なんてもの自慢してしまうのでしょうか?
不幸自慢をしてしまうのは、自己顕示欲を満たしたいからかもしれません。
辛い体験を話すことで、「大変だったね」とか「かわいそう」とか言ってもらえて、関心を引くことができます。
また頻繁に不幸自慢をする人は、悲劇のヒロインである自分に自己陶酔している場合もあります。
「大変な苦労を重ねた結果、努力が実を結んで今の自分がある」といったストーリーに酔っているわけですね。
しかし、不幸自慢はデメリットばかりではありません。
過去の不幸を話すことで、その時の自分を客観視でき、その時感じた不安や恥ずかしさを消化することができるのです。
また、話し方によっては不幸自慢も失敗談も、ユーモアに変えることができます。
さらにそこから得た教訓を伝えることもできますね。
大切なのは聞き手の気持ちを考えることです。
過去の不幸を離したくなったら、うんざりさせないような不幸自慢をしていきましょう。
参考
『しぐさのウラ読み』(匠栄一監修)46-47頁










