今回は、かげやなぎ様の記事『罪を憎んで人を憎まず』を拝読したのがきっかけで書かれたものです(ありがとうございます)。
そのかげやなぎ様はクリプトスペルズで以下のイベントを開催予定とのこと。
開催日時は「2023/01/20 (金) 21:30~23:00(90分間)」とのことです。
銅杯についてはTeram様の記事『【クリスペ】!!銅杯レース2023 開催!! (1/9 更新)』をご覧ください。
(で、とりあえずツイートさせて頂きましたけれども……
……ほぼ放置状態に近いので、あまり効果はないかもですが一応)
話を冒頭のリンク先のかげやなぎ様の記事に戻します。
ざっと言えば「残念なトラブルが起こり、かつその対応も非常に残念なものだった」という話です。
誰だってミスはやってしまうものであり、ミスはあるものという前提でシステムを構築しておかなければならないですよね。
システムは機械的なものだけでなく、人事や組織など全体的なものも指します。
上記リンク先の記事でも、かげやなぎ様が以下のように仰っています。
ミスがあったとしても、それは担当者が悪い訳でなく、
システム(運用)が悪いんですよ。なので人為的って言葉が出るのが変です。
ですよねー、としか言いようがありません。
で、記事を書こうと思って同様の記事が書かれていないかを確認した時、既に自分で書いていたことに気付きました。
……忘れとったわー。
でも悔しいので、該当部分を引用して話を続けます。
フランス革命のルイ16世の話です(以下、引用)。
その当時、アニメの「ベルサイユのばら」が放送されていたのです。
私は観ていませんでしたが「へぇー」という気持ちで読んでいくと、ルイ16世についての記述が出てきました。
ルイ16世は決して暗愚な人物ではなく、むしろ非常に博学で優秀で、おまけに手先まで器用で、本職の錠前職人も顔負けレベルだったそうです。
しかしたった一つだけ、絶望的に向いていない職業があって、それが国王だったと。
その理由は、彼は良く言えば慎重な性格でしたが、それは同時に決断力に欠けるという欠点にもなり、国王にはその決断力というものが最も必要だったからでした。
そのことも一因となり革命が発生し、たくさんの人の命が失われましたが、その中に「徴税請負人という仕事に就いていた」という理由で処刑された科学者のラヴォアジエもいました(質量保存の法則で有名です)。
後になってこの本を読んだことを思い出した時、革命になってたくさんの人が亡くなった原因の一つには「国王に職業選択の自由がなかったこと」がある(つまり「人がどうこうよりも、社会システムの方に大きな問題があった」のではないか)ということに気が付きました。
以上です。
例に挙げるには、ちと大き過ぎる話ではありますけども。
しかし「人のせいにしてそのまま通り過ぎてしまうと、同じことが何度も繰り返される」というところは一致しています。
つまり「人を憎んで終わりにしないで、罪やシステムを憎んでそこを改善する」というのが今回のお話でした。