今回は前に書いた記事の「政府が積極的な対策ができなかった」話の詳細です。
上記リンク先の記事より、書きたかったことを図にまとめますと、以下です。
いきなりキツイことを書いてしまいましたが。
しかし本当に酷い話ですよこれは。
具体的には表のブログで書いていましたので以下、リンクします。
お忙しい方のために要約しますと、前者は「お年寄りの客に対して、客が確実に損する(銀行側だけが儲かる)ゴミ同然の商品を売りつけた」話であり、後者は「つみたてNISAは窓口対応のみと言われて行ったら、違う商品を激しくすすめられた」という話をしています。
これらの話は、大手都市銀行が政府の政策に激しく抵抗し、これまでのやり方の延長で一般客から利益をむしり取ろうとしていたことを物語っています。
そんなこんなで、現在のNISAやiDeCoの拡充に繋がっているわけですけれども。
結果的にはここにたどり着けたのだから良かった……とも、言えますけど……あまりにも時間がかかり過ぎなのではないでしょうかと。
で、夫が言うには「悪いのは政府(金融庁)よりも消極的だった金融機関」だと。
それで自民党をかなり積極的に支持しているわけですけれども。
私は「そうであっても、そこを何とかするのが政府の仕事」だと思うのです。
そしてそれを許すまじと戦ってくれるのが、野党の仕事ではないですかと。
(なのにそうではなかった、というのが冒頭のリンク先の話でした)
そんなわけで、結局は私も選挙では自民党に入れてますけどね。
(でも、野党の皆さんでもそれなりのことがわかっているところには、入れたいのですけれども。
それなりに政権の取れそうなところに限っては、野党の皆さんは論外ですね古すぎて。
古いのは自民党もですが、金融と経済の知識があるからまだましですから。
ここら辺の話にご興味ある方はこの記事もどうぞ)
長々と書きましたが、野党の先生方には「お金も大事だけど、知識や知恵も大事。そのことを理解した上で与党と戦って欲しい」ということを言いたいです。
国民の皆さんには「年金の老後2000万円問題では、もっと怒った方が良い……いや、怒るべき」でした、と。
私も後になってから気付いたので、偉そうなことは言えませんが。
結論として書きたかったことは、以下の記事に書いたことです。
上記リンク先の記事内の画像を加工して、図に表すと以下です。
野党の皆さんは、再分配で国民にお金を施そうとしています。
私はベーシックインカムを導入すべきだと主張していますが、配るお金は「施し」ではありません。
配る時に「このお金であなたの必要な自己投資または投資(←自己投資が見つからない人。この場合は普通の金融商品への投資をするしかない)をしてください」と言って配る、つまり施しではなく「国民への投資」として配る、これが私の主張です。
いや、お金は大事ですよ?
でも、国民の金融リテラシーの向上や獲得も、同じく大事なものじゃないですか。
それを上手くできない政府に対しては、国民は大いに怒るべきだし、野党の先生方は国民のために大いに戦う、それは同時にその党が国民の支持を獲得するチャンスでもありましたが。
まー過去のことを言っても仕方がない、未来に目を向けなければ。
この時の野党の先生のことを教訓とするなら、以下。
・絶好のチャンスが到来した時にそのチャンスをものにできるのは、それまで実力があるけどチャンスに恵まれなかった人だけ
だからそれまでに、確かな実力を身に付けておかなければならない、ということになりますか。