※目次※
電子書籍『嗜好は情報化する』の「第二章、基本)コンビニ限定商品の極意」です。
よろしくお願い致します。
さて、前章ではコンビニとスーパーを例に「消費」と「投資」の話をさせて頂きました。コンビニは価格競争できないからこそ「子供さんの教育という面で勉強になるところがある」という話で、その時にかかるお金は「投資」になるという話でした。
お腹が空いた時に食べる食品を極端に言えば「お腹を満たすことができれば味はどうでも良い」はずです。しかし今は安くて美味しい食べ物が簡単に手に入るようになりましたから、あえてまずい食品を探す方が難しいのではないかというところまできました。ただしどこで買うかという点だけで変わる値段については、できるだけ安くするのに限りますよね。何故なら商品自体はまったく同じものだからです。
バブル経済で日本中が潤っていた頃は、コンビニ限定商品などをわざわざ企画しなくても売れていました。全く同じ商品が高い値段であっても売れていたんですよね。特に若い人から「スーパーはおばさんが行くところだからカッコ悪い」とか「遠いスーパーよりも近くのコンビニの方が便利だ」とか言われて。懐かしいなぁー(遠い目)。今では信じられない話ですけど。