表のブログで以下の記事を書きました。
上記リンク先の記事では、一般的には「成功したいのなら、テイカーを相手にしない(能力の高い)ギバーにならなければならない」という結論ですが「小さく成功したいだけなら、能力の高いマッチャーで十分」という話をしています。
その「能力の高いマッチャー」になるためには「従来の常識に囚われてはならない」のですが、この点についてはALISにいる皆さんには関係ないことだと思われます。
そこで、ここでは逆に「能力の高いマッチャー」になるために重要な、従来からの常識でかつこれからも変わらないものを、一つご紹介したいと思います。
それは「お返しをする(選ぶ)能力」です。
物品によるお返しの場合、相手から「これはありがたい。これは前から欲しかったんだよね」と思われるお返しができる人のことですね。
お金がなくて物品によるお返しができない場合、相手からそう思われる物品以外のお返しをすることは難しいですが、逆にこれができたら「お返しをする能力は非常に高い」と言えるでしょう。
これらの能力の長けている人なら、もっと頑張ってギバーになって大きな成功を狙ってみる方が良いのではないかと個人的には思います(難しいけどね)。
贈り物ですごい話と言えば、家入一真氏がGMOの熊谷正寿氏から出資を受け入れようと決めたトドメが贈り物だった、という話ですかね。
家入一真氏はCAMPFIREという会社で有名な起業家ですが、最初に成功したのはpaperboy&co(現GMOペパボ)という会社でした。
その会社がどんどん大きくなってたくさんの社長さんから出資のオファーが来た時、全部断ろうと思っていたのにGMOの熊谷氏に口説き落とされてしまったとか。
(参考『paperboy&co.創業記 VOL.1: ペパボ創業からバイアウトまで』)
贈り物の話は何かの動画で拝聴したのですが、何の動画だったかは失念しました。
ただ、確か家入氏ご自身が仰っていたと思います(熊谷氏は良く調べたなぁとか)。
贈り物って、意外と難しいんですよね。
相手の「好きな物は何か」を突き止めるだけでは済まないですから。
とにかく値段の高い物にすれば良いわけではなくセンスが必要ですし、その上で相手の好みなどを調べて、ラッピングなどにも気を遣って(今はSDGsで簡素なものを好む人も増えていますし)、あるいはどのタイミングで渡すのかなどなど。
この能力が非常に高ければ、はっきり言って大金持ちになれます。
何故なら、この能力を使う相手を「お客さん」にすれば良いからです。
つまり「お客さんの心をがっちり掴むことができる」わけですね。
さらにこの能力は、モテたいという目的にも使うことができます。
この場合「意中の人の心をがっちり掴むことができる」わけです。
というわけで、この能力があれば「お金持ちになってモテモテでウハウハ(死語)」になれるわけで、さらに言えばこのことに長けた人は女性に多いんですよね。
女性のこの能力を上手く使えば、日本はもっとお金持ちになれるはずですが。
……と、偉そうに語っているこの私も女性ですけれども。
残念ながらこの能力は非常に乏しいと言わざるを得ません。
以前にもこの記事で触れたことがありましたねそういえば。
該当箇所を引用します。
ひきこもりを起こした大学時代、当時の友人何人かで買い物に行って、その帰りに服好きの友人のお部屋にお邪魔したことがありました(飲んで食べて喋って、そのこと自体は楽しかったです)。
そこでその友人に「どっちが高い?」と言われて服を二着並べて、皆で当てっこをしていましたが、私は百発百はずれというある意味すごい記録を打ち立ててしまいました。笑。
先ほどの「とにかく値段の高い物にすれば良いわけではなくセンスが必要ですし、その上で相手の好みなどを調べて~以下略~」の「センス」は「感性」から由来するものです(なのに私はその感性が乏しいという、女性なのに)。
贈り物を選ぶ「センス」があって、その上で相手の好みなどを調べて……という話になりますから、いの一番にけっ躓いてすっ転んだら話にならないやないですかと。
まーだからこそ、この能力の重要性に気付いた、ということもありますけども。
最後になりましたが、この「選ぶ」という能力は「客側の能力」でもあります。
これからの客側に必須の能力とは「選択・使用・評価(選ぶ・使う・評価する)」ですが、その中の「選択(選ぶ)」に該当します。
また「選択(選ぶ)」のためには「評価」という能力も必要であり、この能力に必要なのが先ほどの「センス」でもあります。
客側の能力についてご興味ある方は、以下の記事もどうぞ。
『これからの時代は「客側(需要側、受動側)」が主役であり、客側の能力が必須となる』
こちらもよろしくお願い致します。