今回は、どうしてもお話ししたいことを思い出したので、その話を。
要約すると「現在の私の主張である『日本が貧しくなった最大の理由は、供給側かつ労働者に偏り過ぎた、価値観と生産活動によるもの(プレイヤー至上主義)』というものは、元はと言えば雑談で得られた情報だった」という話になります。
以前に表のブログの記事で、ちょこっと触れてはいましたけれども。
該当部分を以下、引用します。
このテーマの話を最初に聞いたのは今を遡ること○十年前、高校の英語授業の時でした。
英語のK先生が、以下のようなことを仰っていたのです。
「英語ができるようになりたいと本気で思ったら、専門家の話なんぞ聞いとったらダメだぞ?」
「専門家は皆、口を揃えて“良く耳を傾けて、英語を聴いてください”とかいうけど、あの方法では上達しないぞ?」
「本当の良い方法は“英語をずっと流しっぱなしにして、とにかく慣れること”です。良く聴き込む必要はありません」
「何で良くない方法を教えるのかというと、ライバルが増えて自分が食いっぱぐれるのを避けようとしているからです」
当時も今も私は英語には一切興味もなく、関わりのある仕事もしていませんでしたが。
この話は聞いておいて良かったと思うと同時に、話してくれたK先生に感謝しています。
引用は以上です。
もう一つ付け加えるなら、この時に学んでいた英語は受験の時に使いましたが、その後に私は、その時入学した大学退学しちゃっていましてですね。
この結果から普通に考えたら、私にとっての英語の授業とは、時間をムダにしただけで何の役にも立っていない、と言わざるを得ないんですよね。
ですが、冒頭にも書いたように、この雑談はその後の私の人生で、最も決定的な役割を果たした、と言っても過言ではありません。
とは言え、そのことに気付いたのは、これを聞いた時から……えーっと……かなりの時間が経った後でした(あえて何年とは言いま……いや、言えませんが)。
「自分が食いっぱぐれるのは嫌だ」
これ、供給側の考えですよね。
そしてこのことで、困るのはお客さんです。
これって、英語だけの話ではありませんよね。
そう言えば、一例として寿司職人を挙げたこともありましたっけ。
ご興味のある方はこちらもよろしくー。
それとあと、OSの話も含まれると個人的には疑っています。
日本では、共通のOSとして米国のマイクロソフト社がWindows 3.1(だったよね確か)を出しましたが。
それまでは各社が各自でOS造って、そのPCに載せとったわけですよ。
でね、日本では、流石はアメリカーそれは気付かなかったなーすごいなー、してやられたなー、という感じで語られることが多いですけども。
……ほんまにだーれも、気ぃつけへんかったんかぁー?!
って、思いませんか。
私は思いました。
もちろん、枝葉末節に気を取られて、本当に気付かなかったかもしれませんし、気付いたけれども、いつもの「失敗が怖い」で何もしなかった、というのもあるかもしれませんが。
しかし私は「そんなものを開発してしまうと、長い目で見ると自分のような技術者が、より食いっぱぐれやすい世の中になるのではないだろうか?」って、考えた賢い人が埋まっていると、本気で疑っているんですよね。
本気と書いてマジと読んでください……って、そんなん言う取る場合か!
というわけで、ここまで読んでくださった皆さん。
まずは、ありがとうございます。
そして、この話が皆さんの幸せに貢献できたら、私は嬉しいですよ本気で。
で、ここも本気と書いてマジと読んでくださ……って、しつこいっちゅーねん。