えーと、実は以前にも「リベラルアーツ大学(リンクは公式ブログの方にしています)」様の動画の感想を書いたことがありましたが。
今回の動画は以下です。
公式ブログでの、この動画についての記事はこちらです。
この話にご興味のある方は、両方で学ばれると捗ると思います。
で、学長様が言いたかったことは「富を最大限にするためにはインフレと選択肢と効用(満足度)の三つを意識する」ということでしたが。
私はそれらは全部「使う」という能力が問われている、のではないかと。
1,お金、つまり我々の通貨である日本円がインフレしたら目減りするよ?
これは「金融や経済の知識があれば、それを使うことによってインフレが回避できるよ(=金融商品等に投資する能力が必要だよね)」という話ですね。
2,そのお金で何ができるかを考えて選択し、上手く使うことも大事だよ?
これは「時代の流れ的に最も問われていることであり、これからより大きくなること」だと考え、三つの中で最も着目すべき点だと思います。
3,使ったお金の、金額以上の満足感を得られる力をつけるのも大事だよ?
これは「そもそも自分は何が好きで、どのことにお金を使うと満足感が大きくなるのか、を知ることも大事だよね」という話であり、ある意味2番に勝るとも劣らない注目すべき点でもあると思いました。
三つとも「使う」という言葉が出てきていますよね?
というわけで、上記リンク先の動画で画像を切り出して編集してみました。
ここまでは「お金」を「使う」というお話でした。
お金を使うとは、お金を「物やサービス、あるいは金融商品」に「換える」ということですよね?
ここからは「情報」を「使う」という話をします。
この動画からどのような「情報」を得て、それをどうやって「使う」のか?
金融や経済の知識がある人なら、真っ先に1番の「インフレに気を付けよう」と考えてそれ相応の対策を練ると思います。
極めて王道的な「情報」の正しい使い方だと思いますが、私が個人的に最も着目したのは2番でした。
・購買力という語句がお金の多寡を表していたのは昔の話だが、その度合いは「物がない、または足りない」時代に遡れば遡るほど強くなる
一例を挙げるなら、大航海時代ですかね?
「大金持ちは香辛料を買えるから幸せになれる」という時代とは「お金をたくさん持っていること=購買力がある」という時代でした。
何でかと言えば「幸せになれる選択肢が乏しい時代で、その数少ない選択肢がお金のかかるものだったから」なんですね。
今現在は幸せになれる選択肢はたくさんありますし、個人が自分の好みに近い物やサービスを選択することで、幸せになれるという度合いがより大きくなっています(お金自体でどうこうするよりも)。
世界ではこのような度合いは概ね、テクノロジーが発達し時代が進歩していけばいくほどさらに大きくなることが予想されますが、残念ながら我が国の国民はこれと逆行する価値観を持っているため、これからも一人負けの状態が続くと思われます。
(日本の教育は「優秀なプレイヤー(というよりも、はっきり言って労働者)になって、如何にお金を稼げる人材にするか」というところに、力点を置き過ぎているわけですが。
実は「稼いだお金をどう上手く使うか?(投資も含めて)」というところが、より問われる時代になっているのです……けど、全然追い付いていないですよね。
ここら辺を政治の力でどうこうするのは、多数決で決まる現在のシステムでは非常に困難な話ですので、だからこそ個人で学んで対応することが必要です。
残念ですけどこれも多様化の一つ、価値観が多様化しているわけですから、仕方がないことだと私は考えています)
つまり「情報」を「使う」ということについては……
その「情報」のどの部分に最も着目するかを自分で「選択」し、それを自分の最も良い(心地よい、好ましい)状態にして「使う」のが、より上手い使い方ではないか?
……と、言いたかったのでした。
ちなみに、ここで書いた「情報の使い方」が、私にとってより良い使い方です。
私は得られた「情報」を「より抽象的に」「より汎用性のある」ものとして「使う」という傾向を持ち、それを心地よいものだと感じているからです。
(何でかと言うと、抽象的で汎用性のある情報は「使い回しすることができる」からなんですよね。
使う時に毎回カスタマイズする必要がありますけど、毎回一から情報を取って考えるより遥かに楽ちんだと私は思っています)
というわけで、結論は「お金を使うことも大事だが、情報も使うことも大事」で、とにかく「使う」のが大事だよね、というお話でした。