教育・子育て

プログラミング教育を考える<4>/問題とこれからのこと

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  • 2020/10/17 11:09

大変お久しぶりです、おなすです🍆

 

大変お久しぶりかつ、ブログとしてはやばい構図になりますが、

私が思う、プログラミング教育の問題

それを踏まえて私がこれから何をしていきたいのか、

を、なんとこのタイミングで整理していきます。

 

今までのはなんだったんだ~って感じなんですけど、

最近全体を整理する機会がありまして、

あれ、私がこれから何をするかちゃんと説明してないな、ということと

というかそもそも私どこに向かってるか自分でわかっていなかったということに気づきました。すごく今更です。

今までの振り返りや、自分の目標を改めて決めるためにちょこっとだけ整理させてください。

 

◆プログラミング教育って何(復習)

まずは、プログラミング教育って何なの~っていうのは、

簡潔にまとめるとこんな感じ。

★目的

・第四次産業革命(IoTやAI)に対応できる人が欲しい

・そのためには、プログラミング的思考をそだてて、情報機器を使えるようにしたい

★小学校での方法

・既存の科目の中で、プログラミングを勉強する

・ただし言語を学ぶのではなく、あくまでプログラミングにおける考え方(プログラミング的思考)を学ばせる!

以前の記事

プログラミング教育を考える<2>/プログラミング教育ってなに

プログラミング教育を考える<3>/目標

 

◆問題点

以下の記事を参考にし、自分がワークショップに参加させていただいて思ったことも含めて、プログラミング教育の問題点について考えます。

======================================

参考記事

ワークショップ感想

======================================

 

その①教員の負担が大きい

小学校の教員の働き方って、最近では大きい問題となっていますよね。

そんななか、プログラミング教育必修化によって、プログラミング未経験の先生方が、プログラミングを教えなくてはならなくなりました。

 

もちろん未経験なので研修も受けなければなりませんし、未経験にもかかわらずプログラミングの授業を考えなくてはなりません。

 

さらに、今年度から始まるのは、プログラミング教育だけではありません。英語の教科化も始まります。

プログラミングに、英語に、普段の準備と、色々な準備に追われ、負担が増す一方です。

 

その②ICT環境の整備にお金がかかる

まず、今の小学校のICT環境ですが、教育用PC1台当たりの児童生徒数は5.5人という調査が出ています。

将来的には1人1台にしたい!と国が目標をたてているそうですが、かなり費用がかかります。

(また、PCを増やすことで先生方が管理をするのが大変になるのでは、と考えている方もいらっしゃるそうです)

さらに、簡単にプログラミングが出来る、ロボットなどの教材はかなり高価です。

新しいことをやるのにお金はかかるものですが、簡単に取り入れるわけでもない金額になりそうですもんね...

 

その③既存の科目の中で行う

プログラミング教育は必修化といっても、プログラミングという科目が新しくできる訳ではなく、国語や算数といった、既にある科目の中で行われます。

科目の授業内で、その科目の単元に関するプログラムを組むような授業をしなければいけません。

その①でも書きましたが、こういった授業を短期間で研修を受けただけの先生方が考えなければいけません。

ですが、さすがに決めるのもなにもかも丸投げ、というわけではなく、文科省や自治体がこれまでに行ってきたプログラミングの授業の事例をまとめたポータルサイトを公開しています。

◆改善案

以上の問題を踏まえて、私が思う課題と、解決するための案を考えました。

◇課題

①先生の負担を減らすには?

まずはなんといっても、研修のみの先生方が、科目に関連したプログラミングの授業を考えるのは大変だということです。

ただでさえ仕事が多いのに、さらに負担を抱え込んでしまいます。

 

また、③ではポータルサイトについて書きましたが、そのポータルサイトというのは、過去にどのような授業を行っていたのか、ということが書かれているのですが、

どうやってプログラムを組むのか、なんでそのコードなのかなど詳細があまり書いていないという印象でした。

これらを参考にしても、いくら研修を終えた先生だからといって、理解をするのは大変なのではと思いました。

 

②「総合的な学習の時間」以外の科目の事例を増やす

問題の③で述べたポータルサイトですが、「総合的な学習の時間」の時間内にプログラミングを取り入れた事例が算数や理科よりも多いです。

確かに、身近なことに目を向けて、自分たちで問題を考え解決をすることができるという点では、プログラミング教育の目標であり、必要な力です。

 

ですが、問題を解決するというのは、社会的な問題に限りません。

また、「総合的な学習の時間」でのプログラムの評価は、自由に制作しているため、あまり知識のない先生方には難しいかもしれません。

なので、算数や理科といった科目の中で行えるプログラムの授業を増やしていくべきだと考えました。

 

◇解決案

①解説集の作成

どういった形で作るかは決めていませんが、世の中に出回っている事例などを集めて、なぜこのようなプログラムなのかを解説したものを作ります。

その解説集を見て、すぐに授業に取り入れられるようにすることで、

先生の考える時間や理解する時間を減らせるのではないかと考えました。

 

算数や理科の授業案を考える

ただでさえ少ない算数や理科の単元内で行うプログラミングの授業を考案しようと思っています。

もうすでに二つ出してしまっていますが、、、笑

これも①に含めます。

こちらも、先生が研修だけでも授業ができるように案を考えて負担をなくせたらいいなという思いで考えました。

 

◆最後に

おさぼりしすぎ(更新頻度鬼少)て追われているので、

ぐっだぐだになるかもしれませんが、とりあえず突っ走っていこうと思います。

誰かケツひっぱたいてくださいほんとに(他力本願)(切実)

 

今年度はコロナのせいでプログラミングの授業とか英語の授業どころじゃないんじゃないかな、、、、どうなってるんでしょう、

コロナを機に遠隔授業とかで情報機器を活用することを学ぶ機会をどんどん増やしてもいいんじゃないかな~と思いました。

 

というかそもそもそういう機器を活用することも目的だったはずです。

 

ま~~~むずかしいのかな~、機械に関しては各家庭の話ですもんね~~

難しいですねぇ

 

最後独り言になっちゃいましたが以上にしまーす。

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