本当にお久しぶりです。
ただ今絶賛だるだる中のおなすです。
前回のブログではプログラミング教育の背景をまとめました。
~前回の復習~
プログラミング教育が始まったきっかけは、
・これから情報技術が世に浸透していく時代が来るから、これまでの教育ではいかん!
・情報技術を主体的に上手に活用する能力が必要だ!
・さらに、身の回りにプログラミングがちりばめられていることを理解しなくてはならん!
・将来的にプログラミング的思考が重要になってくるぞ!
背景が分かったところで、今回は、
をまとめてみます。
また、この内容は、教材を作るうえでも重要な情報でもあります。
まず、プログラミング教育の手引きより、プログラミング教育のねらいを見ていきましょう
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①「プログラミング的思考」を育むこと
②プログラミングの働きやよさ、情報社会がコンピュータ等の情報技術によって支えられていることに気づくことができるようにするとともに、コンピュータなどを活用して身近な問題を解決したり、よりよい社会を気付いたりしようとする態度を育むこと
③各教科などの内容を指導する中で実施する場合には、各教科などでの学びをより確実なものとすること
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こんな感じ。
①や②では身に着けてほしいこと(プログラミング教育・気づき・態度)、
③では教科の中で指導する時の注意が書いてます。
小学校の6年間で特に①②のねらいが欠けてしまうのはよろしくないので、どちらも達成しなければならず、
③に関しては、教科の中で教える場合は達成すべきもののようです。
では①②に注目して、具体的にどういうことかを
育む資質や能力の三つの柱に沿って整理していきます。
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この三つの柱というのは、
柱①「知識及び技能」
…何を理解しているか・何ができるか
柱②「思考力、判断力、表現力等」
…理解していること・できることをどう使うか
柱③「学びに向かう力、人間性等」
…どのように社会・世界とかかわり、よりよい人生を送るか
の三つを言います。
小中学校の新教育課程で、これから身に着けさせる能力を明確化させるために基準となるようなものを作った結果がこの三つの柱だそうです。
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プログラミング教育で理解すること、できることは、「気づき」です。
これから、コンピュータを用いることが増えてくる世の中になるといわれていますが、
そのコンピュータが”ブラックボックス化”しているのが現状です。
なので、プログラミングを通して、
・コンピュータはプログラミングが動いていること
・プログラミングは人が制作していること
・コンピュータには得意なこととそうでないことがあること
に気づかせるのです。
また、生徒たちが
・世の中がプログラミングによって生活を便利にしていること
・コンピュータに意図した処理を行わせるために必要な手順がある
ということを自ら気づいてもらいます。
これらの気づきが、
これからコンピュータ等を活用していく上で必要な基盤になるのだそうです。
プログラミング教育で柱①で気づいたことを身に着けさせるために、
プログラミング的思考を育成します。
詳しくは別ブログで書いてます。↓↓
プログラミング教育で、柱①・柱②を育みつつ、
柱①、柱②で身に着けたことを
よりよい人生や社会づくりに生かそうとする態度
を涵養します。
詳しく説明すると、身の回りのことに気づき、コンピュータを使う能力を身に着けたら、次は、
・身近な問題の発見・解決に、コンピュータを生かそうとしたり、
うまく活用してよりよい社会を気付いていこうとする主体的な態度
・他社と協働しながら粘り強おくやり抜く態度
・著作権や情報セキュリティなどの情報モラル
を育成させよう、というわけです。
また、三つの狙いの前提として、
児童がプログラミングに取り組んだり、コンピュータを活用したりすることの楽しさや面白さ、物事を成し遂げたという達成感を味わうことが重要
とのこと。
さらに、柱①~③を見ていただくと、
ということが分かります。
なぜなら、新しい学習学習指導要領では、
「学習の基盤となる資質・能力」として、情報モラルやコンピュータの操作といった情報活用能力を育てないといけない。
としていて、
プログラミング教育を通して育成させようとしているのです。
プログラミング教育の目標は
ということですね。
今はスマホが主流となっていて、パソコンがあまり使われたくなったと聞きます。
ですが、今回のコロナでパソコンが使われるようになったのではないかと思います。
さらに、今は、プログラミング教材がたくさん出てきています。
学校で満足に勉強できない分、予習やゲーム感覚でプログラミングを触ってみてほしいですね。