5/15、スポーツ業界に衝撃が走った。
「米、全州でスポーツ賭博解禁へ 最高裁が判断」(Yahoo!ニュース引用)
以下、記事より抜粋
米連邦最高裁判所は14日、野球やバスケットボール、アメリカンフットボールなどスポーツの賭博の解禁を認める判断を示した。米国ではすでに年1500億ドル(約16兆4500億円)規模の非合法のスポーツ賭博市場があるとされ、最高裁の判断を受けて数社が早速参入を表明した。
「スポーツはギャンブルから始まった」という説もあるくらい、歴史的に、切っても切れない関係にある両者。実際には解禁していなくても水面下では賭博が行われてきたわけなので、オープンにした上で適切にルールを作った方が良い、という、ある意味米国らしい方針が示されたのである。
さて、このニュースを受けて、ひとつプロジェクトを紹介したい。
Scorum (SCR 2018/1にICO実施)をご存知だろうか。
Scorum概要はこちら(音量注意:YoutubeのScorum紹介動画へリンク)
今年の1月にトークンセール(ICO)が実施されたプロジェクトで、スポーツ好きの人々に向けたオープンなプラットフォームだ。スポーツに関するブログやデータ集約、そしてスポーツのギャンブルが同時に行えるもので、スポーツ観戦に関するエンターテイメントがギュッと詰まっている。
これがどうユニークなのか、主なプロダクトを2つ、以下に紹介する。
・ブログサービス
スポーツに関するブログにコンテンツ(記事、写真など)を投稿することで、トークンによる報酬が配布される。優良な記事ほど多くの報酬が受け取れる仕組みで、ある面ではスポーツ版のSteemitやALIS、とも言えるかもしれない(あくまでイメージで、もちろん実際には多くの違いがあることと思う)。なおこのプラットフォームはブロックチェーンベースで構築される。
スポーツに関する統計データ(試合結果、選手プロフィール等)や、試合などの写真データベースも用意している。スポーツに関するあらゆるデータが、ここに行けば揃うのだ。そして素晴らしいのは、これらのデータをユーザーがブログ記事に使用することができる点。
スポーツ好きなユーザーがコンテンツを投稿したくなる仕掛けがあるのだ。
・ファンタジースポーツ(仮想チームで行うゲーム)ギャンブル
これがまた面白い。実在する選手で構成される仮想チームのオーナーになることができるゲーム。現実の選手の成績がゲームに反映されるようになっているようで、米国では人気が上昇しているそう(5,000万人以上が参加しているとか)。
そしてこのゲームのギャンブルが手数料なしでできるのがScorum。ドリームチームを自分で作ってゲームし、ギャンブルも楽しめる。その結果には現実の選出の実績が反映されるわけなので、半分現実、半分バーチャルの予測不能な遊びになるということ。
そしてScorumは、ギャンブルでは収入を得ないということがひとつのポイント。胴元に儲けが集まる昔ながらの賭博ではないのである。
実際には、チケットやグッズの売買、写真コンテンツ利用料などが収益源になるようだ。
いかがだろう、非常に面白いプラットフォームになり得るのではないだろうか。
冒頭紹介した米国でのスポーツ賭博の解禁で、Scorumのビジネスモデルもより一層受け入れられ、盛り上がるのではないかと思う。この流れが追い風となれば、トークン価値の向上も見込めるかもしれない。世界のスポーツ業界全体を盛り上げる夢のある取り組みだと思うので、個人的には応援したい。
そんなScorumのホワイトペーパーはこちら(このプラットフォームでは二種類のトークンが使われるようだ)。
ScorumのTwitterはこちら↓
まだ上場前だが、一部機能についてはβ版が解放されているよう。今年中にはある程度サービスもリリースする見込みのようなので、気になる方はウォッチしてみてほしい。
なお全くの余談だが、古くは「やーやー我こそは」と大将が名乗り出て正々堂々一騎打ち、という「武士道」が美学の我が国日本では、同様に解禁される日は来ないのだろう。
そう思うと、、ScorumのICO参加者としては少し切ない。
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