前回の記事で「地に足がついていない」と書いた辺りで思い出した話です。
今年の夏に亡くなられたゴルバチョフ元ソビエト連邦大統領は、かつて来日したことがありました。
1991年4月のことです。
で、その時に「北方領土が帰ってくるかも」「全部は無理でも二島は帰ってくるかも」と、日本中でかなり盛り上がったんですね。
私、そんなことは絶対にないと思っていました。
マジですよ?!
結果がそうなったから、後から言うてるわけちゃいますよ?
理由をきちんと説明できますよ?
さらにこの後に、この話題でものすごい盛り上がったことがありまして、その時の相手は超ド金持ちの男性でしたよ?
というわけで話を戻します。
まず、そもそも北方領土が帰ってこない理由を一言で言えば「日本だけの問題ではない」からです。
旧ソ連で最もわかりやすい例を挙げると、現在のポーランドは旧ソ連の侵攻によってかなり東にずれている状態です。
さらに絶対に返ってこない理由そのものは、アジアにあります。
万が一この時に一島でも返還してしまうと、この時のソ連は困ります。
ヒントは以下。
「おいおい、日本に領土を返還したんやったら、俺らの沿海州は……
……返さんでも、えーんかい?」
というわけで。
ダジャレはともかく、中国が黙って見ているはずがありません。
実は旧ソ連及び現在のロシアにとっては、北方領土よりも沿海州の方が「返還すると遥かに痛い領土」なのです。
沿海州にはウラジヴォストークという、大事な港かつ軍事都市がありますから。
で、タイトルの「返還の転機かも?!」というのは、もはや言うまでもないかもしれませんが一応。
ロシアと中国の地位が逆転したからですね。
中国が「沿海州を返せ」と言えば、もはやそれに抵抗する力はロシアにない、そういう時代がもうすぐ来ると思います。
その後にすぐ北方領土が帰ってくるかどうかについては、その時のロシアと日本との国力の差によって変わってくるでしょう。
言うまでもなく、ロシアが弱ければ弱いほど、日本が強ければ強いほど、より早く帰ってくるわけですけれども。
そこで「ロシアも弱いけど日本も弱い」という状態なら、やっぱり返ってこないじゃん、て話でもあります。
というわけで、ここら辺の話題でリアルに盛り上がったのは、後にも先にも冒頭付近で触れた超ド金持ちの男性だけでした。
そこからお付き合いしてさらに順調にいけば、私はどえらい玉の輿に乗っていたわけですけれども。
その行く手を阻む強力な敵が存在しました。
その強力な敵とは、外敵ではありません。
まさに「獅子身中の虫」と言えるでしょう。
それは……っ……
……家事労働のお粗末さ、でした。ははっ。
いや、後悔はしていませんけど。できないものはできないですから。
(というわけで、私はここら辺の話を「婚活2.0」というアマゾンのオンデマンド出版の本で出していましたが。
電子書籍ではありませんので非常に高価(1,397円)です。
なので文字リンクにさせて頂いた上で、真剣に婚活をしているまたはこれからされる方のみ、ご興味あればどうぞよろしくお願い致します。
なお、楽天kobo版は電子書籍ですが、そちらも500円と少々高価です)