前回のこの記事の補足です。
この部分について、もう少し詳しく書いてみました。
フランスは芸術の都パリがあり、世界一のラグジュアリー複合企業LVMHの本部があります。
あと、宝飾品では世界一です。
(この辺りの話にご興味ある方は、以下の記事もどうぞ。
ALIS内ではなく、表のブログですけども)
宝飾品のお客さんは主に女性ですが、男性では腕時計になりますけども。
ラグジュアリーな腕時計と言えばやはり、スイスが世界一です。
ラグジュアリーの企業体としては、スウォッチやリシュモンがトップテン入りしています(たまにリシュモンが二位になっています)。
腕時計だけでなく高級なチョコレートや世界最大のアートフェア「アート・バーゼル」もあり、富裕層向けの高級な金融や観光もあります。
近年「観光立国」とか言うてる日本は、この観光でも見習うべきところがたくさんありますよね。
最後のイタリアは、特にファッションで注目すべき国でしょう。
ファッションも主にはフランスが中心ですが(パリ・コレクション)、プレタポルテかつ女性向けのものはミラノ・コレクションに限ると言われています。
検索すると以下の記事が出てきました。
というわけで、補足の補足。
以下の画像をご覧ください。
先ほど私は以下のように書いていました。
ファッションも主にはフランスが中心ですが(パリ・コレクション)、プレタポルテかつ女性向けのものはミラノ・コレクションに限ると言われています。
これを逆に言えば、女性向けプレタポルテ以外はやっぱりパリコレ(フランス)だよね、て話になります。
オートクチュールとプレタポルテのどっちが高級か?
言い方を変えるとどっちがより芸術に近いか?
ま、明らかにオートクチュールなんですよね。
もちろんお値段も、段違いにお高いですし。
ただしオートクチュールはオーダーメイドだから高い、だけではありません。
「オーダーメイドだからその作品には、そのデザイナーさんの哲学がより感じられるよねー、だからオートクチュールは特別なものなんだよー」
という、思想みたいなものもあるんですよこれが。
その例としては、トム・フォード氏がイブ・サンローランのデザイナーだった時の話が挙げられると思います。
トム・フォード氏とは、ものすごーい有名で凄腕なデザイナーで経営者でついでに映画監督もされたりもしているという、そんなすごいお方です。
ALISではIMAKARA様の以下の記事を発見!!!
す、す、すて、すて、すてきすぎるぅー!!!
ト、ト、トムフォードの眼鏡ですかー、さすがはIMAKARA様。
(ちなみにトムフォードの眼鏡は蝶番の「T」ですぐわかります。
かけておられる方がおられたら是非、褒めてあげてくださいね)
というわけで話を戻しますと、このトム・フォード氏は「ブランドイメージが地に落ちて、経営的にもズタボロになったグッチを立て直した」というすごいお方です。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
で、そのグッチを立て直した後に、トム・フォード氏はイブ・サンローランのプレタポルテでもご活躍されますけども。
実はトム・フォード氏がイブ・サンローランのオートクチュール部門の長にもなろうとした時に、ものすごい反発があったらしいのです。
で、その理由もあって(それだけではないだろうけど)トム・フォード氏は辞任し、オートクチュール部門をそのまま続けていた、イブ・サンローラン氏は引退することになりました。
で、何でトム・フォード氏がイブ・サンローランのオートクチュール部門の長になろうとした時に反発されたのかと言いますとですね。
一説には「歴史の浅い国であるアメリカ人のデザイナーに、イブ・サンローランのオートクチュールを任せるなんて許せない」という人種差別だったのでは、と。
実際のところはわからないですが、それが「そうなんだろうなー」と皆に思われてこのように語られるということは……やっぱ、フランス人にはそんな考えがあることは、本当なんだー……とも、言えるような気がします。
というわけで、人種差別は良くないですし言いたかったことはそこではなくてですね、要するに「オートクチュールは(オーダーメイドで手間がかかるから高いだけではなく)思想的なものが含まれているから高い(っていうのもある)」ってことが、言いたかったのです。
……補足のはずなのに、えらい長い文章になってしまいました。ははは。