この記事の最後でも、ちょっと触れていたことですが。
今のところ直接の応募者さんはおられませんので、過去にやり取りのあった支援者様やご本人様へ、ツイッターのDMを送ってみようと思っています。
で、その時に動画があった方が良いかなーと。
自己紹介は作成しましたが、それ以外にも二~三本ぐらいはあった方が良いのではないかと考えました。
そのうちの一本は、前回の記事で書いたものを作成中です。
まずは、やはり「思考停止状態に陥る」のを何とか阻止すべきではないかと。
「政治が悪い!」で終了……っていうのは、ちょっとなぁー。
いや、政治が悪くないなどと言うつもりは、全然ありませんよ?!
悪いところもあるけど、全部そのせいにして一切何も考えないというのはねー。
これをできるだけわかりやすく……というのも限界があるから、この後にもっと簡単でとっつきやすい短めの動画を作成した方が良いかなー、と。
まー、それはさておき。
リンク先の記事でもお話ししていますが、最大の原因は日本人の国民性にあります。
具体的に言えば、日本人の国民性の本質は江戸時代に培われたものです。
その価値観から由来している三つの欠点は以下。
1,幼い
2,視野が狭い
3,プレイヤー至上主義
1番をもう少し詳しく言いますと、若さへの評価が高すぎることですね。
日本人は概ね「若くて体力があって肉体労働が捗る、出産ができる」ということは、非常に良いもので(逆に、老いというのは悪いもので)あるという、この価値観を未だに引き摺っています。
それに対して欧米では、若くないのは欠点ではなく、むしろ「老獪さ」や「深い教養がある」など、良いものだと高く評価する傾向があります。
この点については、サグラダ・ファミリアの主任彫刻家である外尾悦郎氏も、日本人の欠点として「ピュア過ぎる」ということを挙げておられます。
この話にご興味ある方は、以下の記事もどうぞ。
上記リンク先の記事でも触れていますが、その欠点は「外国と比べて治安が良い」などの、むしろ良い点とされることによって残ってしまったという面もあります。
2番の視野が狭いことでもたらされる最大の欠点は、やはり「手段の目的化が頻発する」ことでしょう。
視野が狭く、今、目の前のことを一所懸命にするのは良いのですが、それがあまりにも高じた時に、手段の目的化を引き起こしてしまうのです。
最も良く言われているのは、お金でしょうね。
お金は決済等の手段のために用いるもので「必要なものであり、かつ大事なもの」であることは確かです。
しかし、何故か「お金を稼ぐことが、人生の目的になっている」という人がたくさんいます。
人生の目的とは「幸せに生きること」であり、お金を稼ぐことではありません。
このようなことはお金の話だけでなく、労働でも起きています。
目的は生産活動なのに、何故か手段である労働が目的になっている人が非常に多いのですが、これは江戸時代の石高制の影響下にあったことの名残であると、私は考えています。
3番をもう少し詳しく言いますと、プレイヤーの評価が高すぎることです。
この理由は江戸時代の話だけではなく、すべての歴史を通して「災害が多かったこと」が最も大きな原因です。
日本人は能動的な人、特に労働者を非常に高く評価しますが、これは「災害に遭った時に、能動的な人の方が助かりやすい」ことや、その後の復興でも「能動的に動く(動ける)人が望ましい」ことによって、このような評価となっています。
ただし江戸時代は明治維新の前(=産業革命が伝わる前)の、テクノロジーが未発達で人力が貴重だった時代であり、武士という労働者が実権を握っていた時代ですから、この価値観に拍車をかけたのは間違いないでしょう。
で、日本が昔、お金持ちだったのは「日本の一般の国民が優秀だった」からですけれども。
今は以前ほどの優秀さはありませんで、その分の下落が収入の方の下落にも繋がっています。
というのも、以前は「優秀な国民=労働者」だけで良かったのが、今は「優秀な国民=労働者かつお客さん」となっており、さらに今後ますます後者の「お客さん」の度合いが高くなっていくからですね。
お客さんをもっと細かく言いますと「稼いだお金をどう上手く使うか?」という能力を問われる、という立場です。
お金を使うことには大きく分けて、消費と投資がありますが、後者の投資が上手いことを時代に要求されている、ということになるわけです。
で、投資には一般的な金融商品への投資と、自分への投資があるからして……というのが、いつもの私の主張です。
さらに、江戸時代の価値観を別の角度から見ますと、以下のようにもなります。
1,経済圏を理解していない
2,信用経済を理解していない
3,個人の努力等のみでお金の問題は解決できると考えている
1番について、日本人は「富は有限で奪い合うもの」という考えを持っている人が、非常に多いのです(詳しくはこの記事をどうぞ)。
それともう一つ、経済圏を理解していないからこそ、お金を使うことは基本的には悪(質素倹約が良いことだから、その反対は悪である)だと考えていることです。
まず誰かがお金を使うことによって、誰かが仕事でお金を得ることができて、その誰かはそのお金を他の誰か人に使える状態になって使うことで、そのたの誰かも仕事でお金を得ることができて……ということを理解していない、ということも言えます。
(これはこの記事内のレイ・ダリオ氏の動画で学べます。激おすすめ!)
2番については、もっとわかりやすく言えば「借金は悪だと考えている」ことです。
自らの持つ信用を上手く使ってお金を借りて、さらにそのお金を上手く使えば、時間を短縮することができます(これも詳しくは上記のリンク先の記事をどうぞ)。
3番について、これは一部プレイヤー至上主義の話と重なりますが、プレイヤー本人の努力や根性、度胸や愛嬌などによってお金を稼ぐ問題が解決する……というよりも、お金の問題が解決しないのは「本人の努力等が足りないからだ」と考えがちである、ということです。
実際の話、テクノロジーが未発達の江戸時代では、その方法でお金持ちになることもできました。
その話にご興味ある方はこの記事もどうぞ。
以前は、私も「日本人の国民性は昭和時代が本質」だと考えていました。
しかし本当の本質は江戸時代にあると思ったのは、以下のマガジンを拝読してからというものです(ALIS内ではなく、HiÐΞの記事です)。
上記リンク先のマガジンを拝読して感動した私は、以下の簡易版を書きました。
後で読み返したら、そこまで簡易でもなかったかもしれませんが。
やっぱ、わかりやすく書くってのは、本当に難しいですねー。
この話にご興味ある方は、どうぞよろしくお願い致します。
……で、こんな話を、どうやって簡単でとっつきやすくするのか(無理ちゃうかー???)。