今、金(きん)が熱い!
……というか、普通に高いですよね。
以下、みんかぶ様のチャートをお借りしますとこんな感じ。
概ねきれいな右肩上がりです。
私も、金は来ると思っていました。
嘘じゃないですよ、本当です。
しかし、金のETFをそのまま持つのはつまらない、とはいえ実際の金属である金にはもっと興味がないしなぁー……と、その時にそう思いました。
ならば、どうするか?!
ピコーン!
金を掘っている(生産している)会社に投資すれば良いじゃなーい!
さらに言えば、会社に投資するわけだから、配当も頂けますよ?!
ふふふふふ。
私って天才かも。
というわけで、世界最大の金鉱の会社……しかも唯一S&P 500に採用されているという、ニューモントに投資しました。
もちろん、配当も頂いております。
そのニューモントのチャートは以下(こちらもみんかぶ様より)。
……。
ななななんでぇえええ???!!!
なんでじゃぁああああっ!!!!!
答えは「主に人件費の高騰によるもの」なんですと。
コロナがあって、アメリカでは特に「人生は死んだら終わりだから、働いている場合じゃない」という考え方が広まった、というのがあってですね……まー、こんなことに。
なので、ニューモントは「商材としての金は絶好調だけど、人件費が高騰しているので、経費が非常にかさんでいる」状態です。
……素直にETFの金にすれば良かった……。
ということで、結論です。
インフレ、またはデフレと言えば、お金と「物」を比較してどちらが高いか……と言われることが多いです。
しかしこれを厳密に言えば、お金と「物を含めたお金以外の物やサービス、人材などすべて」を比較してどうなのか、という話になります。
いや、毎回毎回、いちいち「物を含めたお金以外の物やサービス、人材などすべて」とか言うのは長いじゃないですか。
だから普段はさらっと「物」と言うのですが、投資をする場合は、きちんと原理原則から考える必要があるわけですね。
お金に対して、物(貴重な金属)としての金(きん)そのものと、その金(きん)を生産している会社と、どちらに投資するのか?
前者は金(きん)が値上がりすれば上がるという単純な話ですが、後者は「生産している労働者の人件費が上がることで、経費も上がる」と。
そこら辺のことを全部考えた上で、インフレになるとするなら金(きん)そのものにすれば良かったなと。
何らかのお役に立つことがあれば、幸いです。