前回の『クリスペ離脱を考察してみた』の末尾で、以下の一文を書いておりました。
(……というか、今回のこの考察を「何とかしてALISの再建に繋げられへんかなぁー」とも思いますけど。汗)
そこで今回は「ALISの価値を高める方法」を、考察してみようと思ったわけです。
ALISの再建を果たすためには「ALISの価値を高める」ということを避けては通れませんので。
前回の記事で「歴史または歴史上の人物を上手く使う」ことを考えてみたわけですが、これって汎用的でいろいろなところに応用できそうなことではあります。
が、逆に言えば具体的にどうすべきであるのかというのを考えるのは大変です。
というわけで、もっと具体的に「(仮想通貨である)ALISの価値を高める」ということを、先に考えた方が良いのではないかと思ったわけですけれども。
って、私は超文系な人間なので、以前なら「仮想通貨わかんない。だって私、文系だしー」と思ってこれまでスルーしてきました。
しかし、以前に慶應義塾大学大学院理工学研究科・鹿野豊先生の以下のインタビュー記事を拝読し、その考えを改めました。
『目先の結果ばかりに囚われてはいけない|慶應義塾大学大学院理工学研究科・鹿野豊 後編』
(お金と社会のWEBメディア『FOUND』様の記事です)
この記事の中で鹿野先生が以下のように仰っていました。
「しかし、私は逆に、理系の人間には、コンピュータが解くべき問題を発見する役目は果たせないかもしれない、と考えています。
なぜなら、問題を解くより発見することが重要だからです」
(余談ですが、先生は以下のようにも仰っていました。
「たとえば、プログラマなどは、誰かが問題を与えて初めて、本領を発揮できる。
だから人にもよりますが、彼らに作りたいものを作らせると、箸にも棒にもかからないようなアプリやプログラムが出来てしまう場合があります(笑)。
誰に届けるのか、というニーズがはっきりしていないからです」
この「箸にも棒にもかからないようなアプリやプログラムが出来てしまう」例が、かつてのセガのゲーム機ではないかと思いました。
『カズレーザーがセガの「メガドライブ」を徹底解説!|しくじり先生|地上波・AbemaTVで放送中』
有名な動画なのでご存じの方も多いと思います。
なので埋め込みではなくてリンクにしました……というか、埋め込みのやり方わかんないですごめんなさい。汗)
話を戻しまして、私は思いっきり文系で生きてたわけですが。
文系だからわからない、だから考えなくても良いではなくて、文系だからこそ、考えなければならないなと。
というわけで、今回の「ALISの価値を高める方法」を考えてみました。
そこで参考にしたのが、ベネズエラ政府が自ら発行する世界初の仮想通貨「ペトロ」です。
ジェトロ(日本貿易振興機構)アジア経済研究所様の以下の記事によりますと、ド派手にコケまくっているようです。
『第7回 破綻経済と仮想通貨(ベネズエラ)《新興国発イノベーション》(坂口安紀)』
要するに、国民を含めて内外から全然「信用」されず、使われていない(=事実上の無価値)ということでした。
というわけで、裏を返せば「せめて国民がペトロを信用して生活必需品の決済などに使っていれば、このような状態にはなっていないのでは?」ということでもあります。
まぁ、他にも信用されない理由として、ベネズエラの石油が裏付けと言う割には石油にも交換できず、指数にすら連動もしていないという話ですので、ここら辺にも大きな問題があるわけですけど。
これを今回の「ALISの価値を高める方法」に当てはめてみましたら、やはり「もうちょっと何かに使える状態にする」というのがあるのかなと。
とはいえ今現在は、逆に「Avacus」様で使えなくなりましたやーんていう状態なんですよねこれが(記事はこちら)。
(『ALIS Market(α版)』には、他の業者さんもありますけども)
そう言えば、広告を導入するかどうかという話が出ていたような気がしますが。
これを、まずはALIS内の皆さんがALISトークンの決済で広告を出せるようにしてみたら、どうでしょう?
「広告は正直うざいなぁー。でもALISのライターさんだからまぁええかー」
という気持ちになるような気がしませんか?!
そうそう、記事を書く時に挿入する絵や写真ですが、現在は主に無料の素材サイト様から頂いておりますけれども。
これをALISの中で完結できたら良いのにな、とも思います。
例えばALIS内に素材屋さんの市場みたいなものを設けて頂いて、その中から気に入った画像を頂いてその作者さんにALISトークンをお支払いするとか。
あるいはお客さんに毎月一定額のALISトークンを支払ってもらって、そのお客さんに月または年に一~二回投票をしてもらって、上位何名様まで賞としてALISトークンをお支払いするとか。
こういう感じで、他にも「ALISの中で、ALISトークンの決済で、できる何か」をもうちょっと増やしていけたら良いのかなと思いました。
(いや、くどいようですが『ALIS Market(α版)』もありますけども)