※オリジナルソース:Gifted 公式HP(https://gifted-corp.com)
Giftedのベースとなっている考え方は、大きく分けると4つあります。
・「ギフト」
・イージーモード
・「ある/ない」どちらにフォーカスするか
・自己承認(この記事です)
「誰でもギフトを持っている」というのが、Giftedにおけるメインテーマだとすると、
自己承認は、もう一つのメインテーマと言えるくらい重要なものだと考えています。
マインドコラムの名前(注1)を「Seek and Love Yourself」にしたのは、人が輝く上で、「自分のことを好き」とか「自分のことを信じている」というのは、非常に大事なことだからです。
※注1:Gifted 公式HPのマインドコラムの名前
ですが、「自分を好きになれ!」と一方的に言われても、なかなか上手くいかないですよね。
「自分にはこんな欠点があるし…、こういうトコロが嫌いだし…。」
24時間365日一緒にいる自分は、当然、嫌な面も見ることになります。
最高に輝いている人たちは、どうやって自分を好きになったのでしょうか?
今回は、楽に自分を好きになれる方法を紹介します。
まず、大前提ですが、無理に自分を好きにならなくても、大丈夫です。
自分を嫌いになることもあります。
最悪、それでも大丈夫です。
ここが最大のポイントです。
「◯◯しなくちゃいけない」と強く思っていると、そこからはみ出したときに、もはや「自分は生きていてはいけない」ように思えてきます。
ただ、この「◯◯しなくちゃいけない」というのは、実はそう思っているのは、自分だけだったりします。
非常に狭いコミュニティの中の話だったり、ごく一部の意見のはずなのに、まるで全日本国民が思っているように思えてきます。
仮に、日本国民全員がそう思っていても、他の国ではどうでしょう?
色々な価値観を取り入れると、「◯◯しなくちゃいけない」というのは、「刷り込まれたもの」とさえ思えるかもしれませんね。
よくあるケースは、「◯◯しなくちゃいけない」という気持ちで、他人を攻撃していた人です。
ルールをちゃんと守る真面目な人ほど、この傾向になりやすいです。
まずは、どんな自分も許してあげましょう。
「でも、そんなユルユルな基準じゃ、堕落しちゃうんじゃ…?」という方、後でちゃんと説明しますので、もう少し待ってくださいね。
人のことを嫌だなと思うときは、大体2つのパターンに分かれます。
①自分の中の嫌いな部分を、直していない
②自分の中の嫌いな部分を、全面に出している
①は、自分は直しているのに、相手はそのままにしているということです。
②は、その嫌いな部分を、よりによってその人の「強み」としている場合です。
①は相手を見下し、②は相手に嫉妬して、相手の足を引っ張ろうとするのが一般的です。
結局、自分の中の許せない部分を、相手の中に見つけてイライラしているだけなのです。
これはぜひ実践してほしいのですが、自分を許す+自分で自分をちゃんと褒めてあげてください。
「いいこいいこ」するのも効果絶大で、恥ずかしいとは思いますが、かの松下幸之助さんも実践されていたようです!
と言うと、あなたも実践しやすいですよね!
褒め方のポイントは、頑張った「成果」ではなく、「行動」を見るといいですよ。
「成果」にフォーカスすると、「今日は特に何もなかった」で終わってしまいがちです。
例えば、
「今日体調悪いのに頑張って1日終えたなぁ」とか、
「朝眠いのにちゃんと起きれたなぁ」とか、
「満員電車で今日も往復してご苦労さま」とか
何でもOKです。
自分に言うのが照れくさかったら、誰か自分の大切な人に言う感じで、探してみてください。
人に言う分には問題ないのに、自分に言うのは抵抗ありますよね。
これは、「あなたが自分の価値を低く見ているから」です。
「どうせ自分なんて」というのが、自分を許す上で、一番の天敵です。
とは言え、そんな自分を「やっつけてやろう」とか、追い出す必要はないです。
だって、それもあなたの一部ですから。
「どうせ自分なんて…、そうだよね、そう思っちゃうよね。でも、今日あれ頑張ったよね。」
そんな感じでバッチリです!
「成果」ではなく「行動」にフォーカスした言葉をかけてくれたのは、大学時代の友人でした。
彼は、大学でアメフト日本一になると入学し、本当に見事日本一になった人です。
当時、私は友人に、講義のノートを貸しました。
よく覚えていないのですが、テストが授業中の内容から出題されなかったか何かで、結果として、貸したノートが役に立ちませんでした。
私は、「貸したのに申し訳ない」という気持ちで謝りました。
ところが、彼が言ったのは予想していた言葉ではなく、「ありがとう」でした。
「ノートが役に立ったかどうかは重要じゃない。貸してくれて『ありがとう』」だと。
これは「成果物第一主義」のマジメ君だった私には、かなり衝撃的でした。
物事は「もっとシンプルでいいのかもしれない」と思った瞬間でした。
「自分を許して、褒めよう」という話をすると、必ず出てくるのが「人間がダメになるのでは?」という主張です。
例えば、「サボっちゃっおうかな?そうだよね、そういうときもあるよね。」と毎回自分を許してしまうと、どんどんダメになりそうですよね。
結論から言うと、そういうケースは非常に少ないです。
と、言うのも、自己承認を続けていくと、人の基準を気にしなくなり、自分の基準がはっきりしていきます。
そうすると、本当に自分がやりたいことかや、納得できるかということを重視するようになります。
これは、一見「自己中心的」な状態と思われがちですが、これが本来の「自由な状態」だと私は考えています。
一生遊んで暮らせるお金があったとしたら…?
リゾート地で悠々自適な生活を満喫して…、その後どうするのでしょう?
さすがに毎日毎日その生活だと、飽きてきませんか?
一気にスケールが小さい話になって恐縮ですが、私は大学1年生の夏休みのとき、とにかく「暇だー、暇だー」とゴロゴロしていました。
このとき、やろうと思えば色々出来たはずですが、やりたいことを全然考えてなかったのです。
やりたいことを真剣に考えるとき、本質的には「お金があるかないか」はそれほど問題ではありません。
やりたいことをするためにお金が必要ならば、貯めるか借りて用意すればいいだけなので、「お金がないから出来ない、やらない」というのは、本来理由として存在しません。
「お金があるから自由」なのではなく、本質的に「既に自由」なのです。
「何か食べないと死んでしまう」「眠らないと死んでしまう」「年齢を重ねていく」など、動物的・生理的な制限があるだけで、それ以外にはありません。
もう一つ、緩い基準を採用してもグダグダにならないというお話。
報酬は、苦労の対価でない以上、無理に苦労する必要はありません。
報酬は苦労の対価ではないという話は、↓で説明していますよ。
逆に、手を抜いたりとか、楽をしろというお話でもないのです。
大事なことは、「自分が、ワクワクするかどうか」。
ワクワクするものに出会うと、どうなるでしょうか?
例えば、欲しいものを買ってもらったとき…すぐに使いたくなりませんか?
思い出してみてください、欲しいおもちゃ、ゲーム…すぐに遊びたくなりませんでしたか?
そう、ワクワクする状態に、「サボる」という概念が入り込む余地はありません。
もちろん、活動し続けることは出来ませんので、休みは必要ですよね。
この「サボり」については、別な記事でもう少し掘り下げて紹介しようと思います。
例えば、日本円の収入を得ながら、物価の安い海外に住む。
多くのブロガーさんが実施していますが、これを阻む理由はなんでしょう?
「途上国は治安が悪い」「言語が通じない」などなど。
では、既にその生活をしているブロガーさんに聞いてみたらどうでしょうか?
もちろん、その生活にワクワクしないのであれば、特にやる必要はありません。
しかし、私たちは、自分たちでも思っている以上に「ネガティブ」なほうにフォーカスする癖がついています。
落ち込んだり、不安を抱えているとき、それは自分の中に方法論がないからです。
その状態で一人で抱え込んでも、解決はなかなか難しいです。
方法がイマイチ思い浮かばないから、「嫌だなぁ」というネガティブな気持ちが出ているので、そんなときは出来てる人に聞けばいいのです。
「こんなことも出来ないなんて…」と自分を責めてしまうと、どんどん一人で抱え込むスパイラルに入ってしまいます。
人間には、得意不得意があります。
あるいは、単純に「知らないだけ」ということもあります。
あなたが不安を感じていることを、あなた自身がそんなに自分を責めなくても大丈夫ですよ。
フラットな状態で相手に分からないことを聞き、あなたのギフトを活かせる分野でまた相手の力になる。
それを繰り返していけば、「◯◯が出来ない自分」や、「◯◯が出来ない相手」も、許してあげることが出来ないでしょうか。
とは言え、「相手を嫌いになってはいけない」と思ってしまうと、またもや「◯◯しなくちゃいけない」の呪いにかかってしまいます。
判断基準は、自分がワクワクするか。もし違和感を感じるなら、無理にやる必要はありません。
結局、あなたが本当にしたいことは何か、何をすればいいかは、あなたが一番知っているはずです。
しかし、それをあなたが「一人で解決しなきゃいけない」理由は、どこにもないのかもしれませんね。