【契約民主主義】未解決課題

本編はこちら: 契約民主主義

 

優先度高

 

1. 各提案に対する審議員の投票は必ずしも匿名投票でなくともいいことは審議員についてのセキュリティ項のQ4にて示唆されたが、どのように実装するか?

要考察

 

2. 審議員についてのセキュリティ項のQ8に関して、専門家負担の効率化が急務ではないか?

その通りである。

 

 

優先度中

 

1. レッシグの審議による意見投票は改憲審議に対する手段だが、立法にも同じように使用できるのか?

憲法は個人の利益に関係ない思想の話になるので冷静な議論ができるが、法律は個人の利益に関わりうるので私利私欲を優先した審議になる」という指摘と解釈した。

法律というのは、ある角度からみると、国家を構成する市民が協調して公共財を維持するためのリソース分配問題の解決と自由市場にまかせすぎたときの市場の失敗の回避のためにあると言える。したがって自己利益と全体利益のバランスこそが政治に必要な考え方であり、「国民を代表した審議において全体利益を審議員全員が犠牲にする」という状況が起こってはならないということがわかる。

したがって、「審議員は全体利益を志向するか?」という命題に置き換え、かつ、それを達成できるような設計のプロトコルにするべきだろう。

 

2. では、審議員は全体利益を志向するか?

要考察である

 

3. 提案選別局を罷免する国民投票をセキュアなオフチェーン投票で実装する方法が不明瞭

電子投票の論文はすでに山ほど読んでるのでイメージはある。

審議員の投票はオンチェーンで匿名投票だったが、国民投票は「政府には誰が誰に投票したかバレてもいいオフチェーン投票SaaSのオンプレミス版の結果を分散オラクルでブロックチェーンに取り込む」くらいでいいんじゃないかと思っている。これに加えて通常の審議もすればいいのかな、と。

Source Source2

 

優先度低

1. 「Quadratic Fundingで提案選別局に対して好きな提案の審議優先度を上げれる」だけじゃ「金持ちに気持ちよく金を払ってもらう方法」として弱くないか?

法人税も普通に徴税しようと思えばできるが、mixingを使って匿名経済圏でお金を使う法人も出てくる。現代社会でも累進性ある課税は完璧ではない。

累進性がなくとも格差が開いてもボトム層の幸福度が高まる方向性もありかと考えている。というか、格差があっても世界を良くすることはできると考えている。格差と国の破綻度合いに相関こそあれ、それは因果ではない。

Source

 

2. 国ごとにカスタムしてオンプレミスで管理するのは、本当に最もスマートな解決方法なのか?

第三次世界大戦やネットワーク分断を考慮するとオンプレミスのほうがいいが、逆転の発想で「みなひとつのコントラクト、ひとつのWeb3インフラのUIを使用したほうが便利だと確信できる技術なら、この技術を採用するというコミットメントが反戦宣言として機能し、世界大戦を抑止する力になり、世界同時軍縮を可能にしないか?」と問うこともできるかもしれない。

DAOに参加可能な単位を国だと想定すると国際的な紛争への考慮が必要に思えるかもしれないが、戦時でも安定稼働する保証さえあれば、「市」の規模を基本単位にして1つのコントラクトで扱えば、何らかのネットワーク効果を期待できるかもしれない。独自にフォークしたい共同体は任意にフォークするだろう。

→ 戦時の不安定さが抑止力ならば、戦時に安定化できる技術は採用するべきではないという矛盾がある。

 

3. 他国に侵略されたあと、審議員が審議の場に来たら危害を加えられることがわかっているとき、どうなる?

提案選別局と国民管理局を掌握しているので、国民の登録抹消を進めながら提案を作成しまくる。

自らの組織の側の国民が審議員になったら、他の審議員は脅迫により除外。一人の意思決定により国の金を全額引き出す。そしてその契約民主主義プロトコルはそれ以降使用しない。

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2020/01/09 14.52 ALIS 11.10 ALIS
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田舎の思想家です
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