僕の人生を振り返ってみると、中学・高校・大学と受験を経験し、社会人になってからも同期との成績を比べるなどなにかと競争が多かった。
僕は勝負事が好きで、良い結果や成績を出せたときの優越感や満足感のために努力するタイプだったと思う。
でも最近、日本の社会で良いとされているような出世や地位のために、上司の評価ばかり気にしてとにかく頑張る働き方に疑問を感じてきていた。
はたして、このまま出世したとして僕は本当に幸せになれるのだろうか??
そんな風に考えていたときに目についたのが有名ブロガーであるちきりんさんのこの本だった。
この本を読んでみて衝撃が走った。
「目標は低く持ちましょう!」
「人生は早めに諦めよう!」
「退屈な時間を楽しもう」
こんな風に今までの僕の考えとは全く異なる目からウロコの言葉が盛りだくさんで、人生観を大きく揺さぶられた。
本書では、「世の中」「お金」「働き方」についてのちきりん流の考え方が紹介されていて、考え方のような概念的なものだけでなく、具体的で実践的な方法も紹介されているのでとてもイメージが湧きやすいと思う。
僕は人生をトコトン楽しんでいるのか?
仕事・趣味・遊び・人間関係など毎日を楽しみながらストレスなく快適に過ごしているか??
こんな風に自分の幸福についてよく考えさせられるきっかけになるとてもいい本であった。
「最近、楽しくないな」
「幸せってなんだろう?」
「本当の自由とは?」
このように考えている人はぜひ一度「ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法」を読むことをオススメする。
おわり
書評シリーズ
「言葉にできる」は武器になる。(梅田 悟司)【書評:1冊目】