前回の#4 仮想通貨テクニカル分析講座(基礎)の続きです。
移動平均線とは、日、週、月等一定期間の価格の動きを平均化したもので、
折れ線グラフで表示されます。
英語でMoving Averageとも言います。
代表的な移動平均線としては、
日足のチャートであれば、5日、25日、75日があげられます。
週足のチャートであれば、13週、26週、52週
月足のチャートであれば、9ヶ月、24ヶ月、60ヶ月などです。
移動平均線を算出する計算式は下記の通りです。
5日移動平均線=過去5日間の終値の合計÷5
計算式を見ればわかりますが、移動平均線の数値は、ある一定期間の終値を計算し、その一定期間で割ることで求めます。
なので、25日移動平均線は5日移動平均線よりも平均する日数が25日と長いのでグラフは、5日よりも緩やかな平均値になります。
そのため、25日移動平均線は、5日移動平均線に遅れて動き、かつ緩やかに表示されます。
また、移動平均線は当日を含めた過去の一定期間の終値を平均した数値なので、
価格に遅れて動きます。
実際に日経225の日足チャートを見てみましょう。
tradingviewより引用
ローソク足に最も近い水色の線が5日移動平均線です。
5日移動平均線を追いかけているオレンジの線が25日移動平均線
最も遠いところに表示されている赤色の線が50日移動平均線です。
図のように、移動平均線は、期間が異なる線を表示しており、
時には交差(クロス)することもあります。
この移動平均線が交差(クロス)する動きから、売買のタイミングを分析できます。
具体的には、2本の移動平均線がクロスするタイミングを
「買いサイン」と「売りサイン」に分析することができます。
買いサインのことを「ゴールデンクロス」、
反対に売りサインのことを「デッドクロス」と言います。
買いサインであるゴールデンクロスは、
期間の短い移動平均線が期間の長い移動平均線を下から上に突き抜けることで現れ、
一般的に「買い場」とされています。
反対に、売りサインであるデッドクロスは、一般的に「売り場」とされています。
期間の短い移動平均線が期間の長い移動平均線を上から下に突き抜けると、売りサインになります。
実際のチャートを見ると分りやすいと思います。
以上簡単ですが移動平均線についてでした。
つづく
#2「トレンド系のテクニカル指標は順張りの取引に向いている」
#3「オシレーター系のテクニカル指標は逆張りの取引に向いている」
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