先週末のこと。
これまでも何度か行ったことある音楽イベントに行った。
静岡県の掛川市にある、すごい昭和感のある、一応、リゾート施設の中で開催されている音楽イベント。
そのリゾート施設は、どこがリゾートなんだって思うけれど、敷地内に乗馬やミニバイクのサーキットコースあったり、テニスコートやら音楽会場やらいろいろあるので、その中で遊べるという意味では、リゾート施設と確かに言える。
静岡なのに、つま恋リゾートっていう名前。
つまごいって言ったら、普通、嬬恋でしょ!キャベツがおいしいという・・・
そのイベントは、海外で話題になっているが、日本ではあまり知られていないアーティストなど呼んだり、アーティスト選びが他のイベントと違うので、底が面白いところではある。中近東やアフリカ、南米など色々なところから来てもらっているのだが、今年は海外アーティストの予約キャンセルも多く、出演者のほとんどが外国人だった。
掛川駅の前に、会場へのシャトルバスが来るので、バスに乗る前に昼ごはんを済ませた。
ライズバーガーというハンバーガー屋。
アボカドバーガーにチーズを+
可愛らしいバーガー!
しかしどうかぶりつくか・・・と思うほど、結構大きい。
バンズは優しいほんのり甘みのあるバンズで、アボカドもぐちゃぐちゃにならず、味もそれぞれ分かる。ソースまみれでないあっさりしたバーガー。美味しかった。
1日目のお昼過ぎ。メイン会場手前の飲食店が並ぶ場所。
まだ人多くない。
小さい方の会場。こちらはテントも張れる。まだ人少なめ。
大きい方の会場、演目と演目の間に結構時間が開く。
日が落ちた後、その準備時間の時に、広場でにぎやかな太鼓やホイッスルに合わせて骸骨の人形が躍っていた。
人間が持ち上げて操っているのだが、操っていた人に、これはどこか南米とかに元ネタあるのか聞いたら、自分たちのリーダーの思いつきで、この人形も発泡スチロールの箱や、ペットボトルなどで作ったと言っていた。
バーコーナーがいくつかあるのだが、メイン会場のステージの近くにあるバーは、例年お洒落な感じの店が出店していて、この日は、アブサンを使ったカクテルが多い店だった。自分は焼き芋をブランデーにつけたというホットのお酒や、フランス産のフルーティなジンで作ったジントニック、日本のプラムのお酒など飲んでみたが、どれもファンシーな味というか、軽い飲み口で・・・(美味しいけれど薄い。自分が麻痺してるのだろうか。全くアルコール感ないというか)。
他のバーブースで、ココナッツミルクをブラジルのお酒カシャッサで割ったものは、ゆっくり飲まないと危険な感じだったが。
自分は出演者の音楽について前もって動画見たりしない。
もともと知っていないアーティストについて、先入観持たないで実際に見たり聞いてみたい。
音楽は結構聴きに行っている方だと思うが、名前や曲も忘れることが多い。
ただその時の印象がすべてで、その時良かったらそれでいい。
頭のどこかに残ったり、気に留まった場合は、他の機会に思いだしたり、またライブ行ってみたいなとは思う。
1日目に印象に残ったバンドも、見終わってから、バンド名を知ったくらい。
日本のバンドについては特に疎いので、そのバンドが有名かどうかもわからない。
同じ言葉、音をひたすら繰り返すことで、聞いている人をぐいぐいと巻き込んでいくやりかたってある。
引き込み方が、心地よければ、引き込まれていく側は完全に持っていかれて、演奏している人の舞台での演劇に参加させられる。
アーティストが発するものに反応して、聞く側も魂の振動で返すみたいな?形で、一緒に演奏することになる。
オーケストラみたいに、全体が一緒になって、どんどん盛り上がっていく。
となると、演奏している側のリーダーは、指揮者みたいなものか。
GEZANというバンドは初めて知ったが、この人たちの音楽は、これは絶対にライブじゃないとだめなやつだな~と思った。画面の中では、良さがほとんど伝わらなさそう。
忘れていたことを思い出させてくれる感じの、力強いパフォーマンスで、興味が湧いた。
ここのイベントは、最初の時に、モロッコからジャジューカって人たちを呼んだのが話題になった。
その時の回は、結構変わったバンドが多く、オーディエンスもバックパッカーっぽい人やベリーダンサーとか、音楽マニアって感じの人が割と目についたが、今回は、おそらく、音楽フェスに飢えた人達がたくさん来たのだろう。子連れの家族もいたし、やはり年齢層高め。
屋台の食べ物は、羊のおでんがあったり、ブラジル料理があったり、ベジタリアン料理や、ネパール料理、タイ料理、中華など、それもちょっとこだわった店が出ていて、チキンのバター煮込みみたいな店が特に流行っていた。
自分が昼に食べたのはベジプレート。
美味しかったけれど、かなり塩分強かった。塩分全体的に3分の1にして欲しい。
ベジ料理って、コクが足りない分を塩分で補いがち。
グラスステージの方、周りにテント張れるので、子供連れの家族を多く見かけた。
この敷地内の昭和なホテルに泊まるか、テントか、もしくは掛川駅周辺のビジネスホテルなどに泊まって、2日間の公演を見る。
2日目の公演で自分が良かったと思ったのは、バッファロー・ドーター。
以前、友人のコラージュアーティストが渋谷でこのバンドとコラボしてイベントやった時に行けなかったので、名前は覚えていたのと、自分の周りではこのバンドを好きな人がいくらかいるので、その日出ると知って、どんな演奏なのか、聞いてみたかった。
音が、かっこよかった!
もともと男性がやることが多いようなことを、女性がやっていてしかもそこいらの男性よりも数段上、みたいだと、男性よりもかっこいいのでは?!などと感じさせる。実際、本人たち、男に負けないぞ!っていう意気込みで頑張っているのかもしれない。それを表に出していなくても。
しかし、女性が力強いタイプの音楽を年取ってもやり続けるって、大変じゃないかな~ 長年の慣れかな。前進し続けていこうという意欲も音楽から感じた。
そろそろ、秋も終わりかな。