今回のお話は、前回「中田敦彦氏の動画『あなたの知らない高級腕時計の世界!』で学ぶ→暗号資産にも繋がる」をお読み頂いた方で、かつ「大富豪を褒める方法」にご興味のある方へのお話です。
最初に、中田氏動画後編のあの言い方は「相手の大富豪によっては、逆に怒らせることもある」ということを警告しておきましょう。
あの言い方は「資産の保全(と移動)」の目的が大半を占める大富豪には有効です。
では、そうではない大富豪って???
それは読んでのお楽しみということで。
元の動画は前回観て頂いた方も多いと思いますので割愛しますが、もう一度観たいという方はこちらからどうぞ(「Ctrl」キーを押しながらクリックで別に開きます)。
その前回の記事で以下のように書いていたわけですが。
で、最も核となるところは、20:00~の「大富豪の気持ち」ですね。
この大富豪の気持ちをもっと細かく言えば「20:00~21:05」「22:21~23:16」であり、会話形式で出てくるのが「24:13~26:41」です。
会話形式の辺りの24:00~で、中田氏は「これらの腕時計の基本的なモデルは知っておいてください」と仰っていますが、まずは「その対象の人物の褒める対象の物を知っておく」必要があります。
これは今回の「大富豪と腕時計」の場合に限らず、幅広く応用できる話です。
今回の腕時計の世界三大雲上ブランド(パテック・フィリップ、オーデマ・ピゲ、ヴァシュロン・コンスタンタン)の基本モデルについてですが、これについては話が長くなりますので、ご興味ある方は以下の記事をご覧ください。
『腕時計の世界三大雲上ブランド(パテック・フィリップ、オーデマ・ピゲ、ヴァシュロン・コンスタンタン)の看板モデルとは』
そしていよいよ終盤の28:00~で、大富豪を褒める(→あわよくば腕時計を貰う)レッスン開始ですけれども。
これは先ほども少し触れた「この大富豪の腕時計を買う目的が、資産の保全と移動のみである」と判断できたら是非そのようにしましょう。
この中田氏のレッスンは、本当に腕時計一本ぐらい貰えるかもしれないレベルで素晴らしいものです。
わかりやすいように以下、図でまとめてみました。
ところが中にはそうではない大富豪もいます。
例えば「腕時計好き」の大富豪とか。
腕時計を愛する度合いが大きければ大きいほどその分、投資(資産の保全と移動)の目的が小さくなりますので、投資の能力ばっかり褒めてしまいますとそれが逆に地雷化する、ということになります。
つまりこの場合は、ある程度「物」である「腕時計の方を褒めるべき」なのです。
そして「これは良い腕時計ですね」とひたすら腕時計を褒めた後で「人」に持ってくる、即ち「こんな良い腕時計を選んだ貴方は素晴らしい方ですね」となるわけです。
(ただし、腕時計を褒めるためにはある程度の知識が必要なので、知識が足りないと思ったら無理しないで聞き役に回り、素晴らしい勉強をさせて頂きありがとうございました、で締め括る方が良いでしょう)
腕時計好きの大富豪と言えば、日本が誇る三人の独立時計師のうちの一人、浅岡肇氏の熱心なファンの中にはアラブの王族がおられるらしいです。
(独立時計師というのは、ネジ一本でも鉄の塊から切り出して全部手造りで時計を作ってしまうという、やばい人たちで……そういやもう一人、独立時計師の菊野昌宏氏のことも触れたことがありましたっけ)
あるいは、日本では苫米地英人氏という大富豪と言えるくらいの大金持ちがいますが、苫米地氏は熱心な腕時計好きギター好きで、愛好家の中では非常に有名な話なのだそうです。
というわけで、まとめますと「相手が褒められて嬉しいところを褒める」という当たり前の話になってしまいました。ははは。