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電子書籍版の「あとがき」とは別に、もっと突っ込んだ内容の「Web版あとがき」も書きましたけれども。
やっぱりボツ記事は存在しまして、それがこの記事です(理由は後述)。
ただまぁ、是非とも皆さんにはお話ししたい内容なので、公開することに。
で、ここでちょっとだけ自己紹介させて頂きます。
私が最初に本を出したのはムゲンブックス様のオンデマンド出版による『婚活2.0』でした。
それは「成婚に至らない婚活でも価値あるものとする」ことを掲げて2.0としたもので、具体的には「お金持ちの相手と結婚してお金持ちになるのではなく、結婚して夫婦で協力してお金持ちになる方法」などについて書いています。
そしてこの方法は、夫婦間だけでなく家族間でも応用できるものなので、そこからひきもり支援の内容の電子書籍を出すに至ります。
その時から「日用品と嗜好品」及びその人材について、書いていくことになります。
そこからは「日用品と嗜好品」より「嗜好品」→「嗜好品の中の嗜好品(より嗜好性の高いより必要ではない商品≒芸術品とラグジュアリーとマニアックな商品)」→「芸術品」→「デジタルアート」→「NFT」→「暗号資産」の順に突き進んできました。
で、ここで声を大にして言いたいのですけれども。
「芸術品とラグジュアリー」は「暗号資産」と親和性があります。
にも拘わらず、このことを知っている芸術品やラグジュアリーに詳しい人文科学系の学者さんは、非常に少ないようなのです。
そしてこのことが、大多数の日本人を貧乏に導いている一因でもあると、私は考えております。
ここでエルメスの財布を一例として挙げてみたいと思います。
財布は言うまでもなく、お金を入れて持ち歩くための道具です。
その財布にブランドものを選ぶのは、お金のムダでしょうか?
経営者の立場にいる人が、必要な情報を常に忘れず、ここぞという時に使うためにそのような物を身に付けるのもまたお金のムダであり、愚かなことでしょうか?
私は以前、以下の記事を書いていました。
該当の部分を以下に引用します。
高級ブランドとして有名なエルメスという会社は、元々は馬具を作っていた会社です。今は鞄で有名ですが、その原点は馬の鞍を収める鞄の「オータクロア」で、後に同社を代表する「バーキン」の原型になったとも言われています。
かつてはお金持ちの交通手段と言えば馬車が当たり前でした。しかし自動車が普及し、それによって馬具の需要も減ると見た三代目のエミール=モーリス・エルメスは、馬具以外の鞄や財布などの革製品からその他服飾小物や香水などにも進出、事業を拡大していきました。そして現在に至ります。
エルメスの鞄や財布を持つ人の中には、この歴史を知った上であえてエルメスを選んでいる人もいるでしょう。特に経営者や管理者の立場であるならば、先ほどのエミール=モーリス・エルメスの逸話を胸に「転換期を鋭く察知し、素早く対応できるように」という理由で愛用しているかもしれません。
引用は以上です。
経営者がここぞという時、つまり「今こそ、必要な手を打たなければ」という時をうっかり見落としてしまうと、大幅な減益になるなどの大損をしてしまいます。
それをブランドもので高価なものとはいえ、財布一つで免れることができたのなら、結果的にはお安いものとなるわけですね。
つまり、多くの日本人に「役に立たない」と貶されることも多いラグジュアリーや芸術品には、何があるのかと言いますとですね。
そこには「情報」があるわけですよ。
先ほどのエルメスの財布で言えば、お金を入れて持ち歩くという機能以外の「情報」が。
だから「情報」の元となる「データ」を大いに扱う暗号資産とは、親和性があるというわけです。
(高級腕時計の複合企業で世界一の座を争っているリシュモンが、フランスのブロックチェーンサービス 「アリアニー」と提携しています。この話にご興味ある方はこちらの記事もどうぞ)
如何にして、情報を上手く使うのか?
如何にして、データを上手く使うのか?
データは人には理解できませんが、情報なら人にも理解できます。
情報は人によっては、あるいはその使い方によっては、非常に役に立つものとなるわけですね。
というわけで、日本人が貧乏になっていっている理由は何なのか?
もはや言うまでもないかもしれませんが、情報化時代だの情報化社会だの言われてからもう、かなりの時間が経っているというのに……
「情報を全否定すんのかーい!」
……ということですね。
そもそも情報の使い方は人それぞれですし、この「人それぞれ」っていうのも「分散化」やもんね。
ついでにこの「分散化」も、否定していることになるわけで。
こんなに時代の流れに逆行しているのですから、貧しくなるのも当たり前のような気がしませんか?
というわけで、ボツの理由は「何となくケンカ売ってる感じ?」でした。