仮想通貨の赤ちゃん(@cryptojinsei)です。
月に1万円程度のお小遣いで草コインを買ったり、AirDropを漁ったりしています。
お盆明けに書いていた記事を、下書きからサルベージしたよ!
「既存概念に対する意識的イノベーション」を行おうとするプロダクトが多いクリプト界隈において、人間の注意力(Attention)というリソースに対して適切な報酬を支払う、というプロダクトは着実に増えてきています。
その中でも注目プロダクトとして、
①先日ジョシちゃんが紹介記事を書いていた、Braveブラウザでお馴染みのBasic Attention Token(BAT)や、
②3Dアダルト産業のアテンション・エコノミー化を目論んでいたがPLAYBOY社に訴えられたVice Industry Token(VIT)など、
この2銘柄はちょこちょこ名前を聞きますよね。
今回紹介するVaranida(VAD)は、アテンション・エコノミー銘柄の第三勢力(その他大勢)です!
Varanida(VAD)は、
①ユーザの情報を適切に利用することによって、
②不要な広告をブロックしつつ、
③よりコンバージョン率の高い広告のみ表示させることのできる、
ユーザ・パブリッシャー・広告主のすべてをwin-winにするプロダクトです!
CEOのプロダクト説明動画を見ていただくとわかりやすいかもしれません。日本語字幕がついているので、ざっくり大枠はつかめるかと!
公式サイトはこちら→varanida.com
日本語公式twitterはこちら。日本語訳がわりとギリギリなのがグッときますね……
ユーザはデータを提供することでトークンを得て、
パブリッシャーもコンバージョン率を高めることができ、
広告主はハズレ広告が減ることで広告費を節約可能となる。
……これ、わりとよくあるプロダクトというか、それこそBATとダダかぶりなんですよね。
また似たようなものだと、JBaaSレポで紹介したProtonや、ジョシちゃんが取り上げたDADもコンセプトが近く、競合の部類であるといえます。
「VADがBancorプロトコルにのっかるよ!」というニュースもありますが、BancorにはすでにBATもリスト済みですし……
Protonなんかはブラウザの他にスマホ用のSDKを作成してより多くの情報を集積・管理するみたいですが、VADは現状Chromeの拡張機能ですし……
DADはバックにONTがついていて、プラットフォームの魅力に牽引されているプロダクトである点がGoodですが、VADは普通のERC-20ですし……
え…?何がいいの……?
ここからは、ざっくりとした身も蓋もない利点のまとめです。
①広告がなくて快適
②時間も節約できてお金ももらえる
③かわいいね
アドブロック機能を備えているので当然といえば当然なんですが、Varanitaを使い始めて約3ヶ月ほど、Youtubeで広告を見たことがないです。
動画を再生しようとすると、2〜3個くらい黄色い広告張り付いてることあるじゃないですか。あれが全てシャットアウトされます。
赤ちゃんは人に対してはウルトラ心が広いですが、機械の動作が悪い(≒運や感情以外の要因で時間を浪費させられる)と露骨にストレスが発生するタイプなので、広告をシャットアウトしてくれるのはとても助かりますね!
Varanidaを仕込んだブラウザでYoutubeとかtwitterとか見てると、知らず知らずのうちに広告をしこたまブロックしているらしく、トークンめっちゃもらえます。
記事を下書きに寝かせておいた間にもシッカリ活躍してくれていたので、1ヶ月の定点観測データを下記に掲載します。
【8/16時点】
獲得トークン数:953.04VAD
ブロック広告数:14万1,759個
↓ ↓ ↓
【9/16時点】
獲得トークン数:1535.79VAD
ブロック広告数:24万5,263個
8/16〜9/16の1ヶ月の間に、10万個の広告をブロックし、600tokenを獲得しています。
10万件の内訳として、1つ15秒のYoutube動画広告が1万回ブロックされていると仮定した場合、それだけで約40時間以上の時間の節約になってますよね、これ。
さらにVaranidaの場合は、そこにプラスアルファでトークンバリューが乗っかるんですよね。
こういう形態のトークンだと、価格としては0.1円〜最大1円程度が上限だろうなと予想されますが、ブラウジングしているだけで小銭が積み上がっていくのは嬉しいですね。
Varanidaはおそらく、「オオトカゲ」を意味する単語"Varanidae"から取った名称であると思うのですが、このオオトカゲみたいなアイコンが、
ここからはちょっと真面目なプロダクトの話になります。ソースはAMAで、下記はその一部の要約となります。
◆他PJと比したVaranidaの優位性は?
Varanidaは「アドブロッカー」というよりは「アドコントローラー」に近いプロダクトです。
Varanidaはユーザに広告を表示するかどうかを選んでもらい、広告を見ることにしたユーザは広告視聴料を受け取ることができます。
また、Varanidaの優位はプロダクトの透明性にもあります。
現在取引所にリストされているその他のアドブロック系プロダクトのほとんどは、ホワイトリストに載っている広告主からの支払いを受けた時点でユーザーデータを再販売しており透明性に欠けますが、Varanidaはそうではありません。
Varanidaはユーザーデータを「売る」ことはできません。データを所有するユーザ自身が、データを出版社や広告主に直接販売することができます。ユーザはVADで報酬を得ることができ、サイト運営者と広告主はキャンペーンにVADを使用できるほか、FIATでVADを購入することでネットワークに参加することもできます。
◆VADトークンを保有する利点は何ですか?
VADトークンの用途として、記事・ビデオ・音楽・映画などのコンテンツを提供していくほか、通販サイトでキャッシュバックや割引を受ける手段として利用可能となるよう開発を進めています。
上記と関連して、表示広告に追加の選択肢を実装するよう取り組んでおり、今後もブラッシュアップを進めていきます。
VADはVADm(マスタートークン)とVADu(ユーティリティトークン)のデュアルトークン制を採用しています。
ICOによって獲得し、取引所で投機的に用いられるのはVADm(マスタートークン)の方です。VADmは、VADu(ユーティリティトークン)を作成するための担保としても使用されます。
一方でVADu(ユーティリティトークン)は、アドブロックによって報酬として得ることができるトークンです。音楽・映画などのコンテンツとの交換に使用できるほか、VADmと交換して市場で換金することも可能です。VADu(ユーティリティトークン)の価値は常に安定させる方針です。
例えば、VADmを担保にVADuを大量に作成して相場操作を行おうとした場合、作成時に使用した担保から補填する形になっているので、VADu作成者が投機的に価格下落を引き起こすことを抑制しています。
(デュアルトークン制についてはこちらを参照)
………つまり、色々がんばってアレしてるよってことだね!!
よくあるアドブロック系プロダクトではありますが、実際にβ版のプロダクトが動いていて、使用感もそこそこ良くて、日本向けに情報発信をしようという気持ち(だけ)がゴリゴリ伝わってくるVaranidaのご紹介でした。
「スマホ版もいずれ開発するよ!」とのことなので、個人的にはそれがとても楽しみです!
Varanidaには特にアフィリンク等はなかったと思うので、興味のある方は公式サイト右上の「PROTOTYPE」ボタンから直接DLしてみてはいかがでしょうか。
※もし紹介者のアドレス入力とかあったら、赤ちゃんのアドレス( 0x360e06e6bf758b9f4b7e12e1df85562e014f20c9 )をコピーしてね!赤ちゃんとのやくそくだよ!
最後に、
クリプト系のChrome拡張ってリスク半端ないので、導入はあくまで自己責任でおねがいします!
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-記事を書いた赤ちゃん-
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