【クリスペ】ジョジョに奇妙なカードレビュー７６「ヴォルディミスドラゴン」

攻撃力　A
防御力　A
持続力　なし（無敵）
アドバンテージ力　D
場の支配力　A
イラストアド　A

A→超スゴイ　B→スゴイ　C→普通　D→苦手　E→超苦手

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カード紹介

コスト：９
パワー：１０
タフネス：１０
文明：赤
種族：ドラゴン
能力：無敵

パワー・タフネス共に１０を持つ、ド迫力パワーを持つドラゴン。

上記のスペックだけでも除去は困難だが、このカードは無敵を持つので絶対に倒すことができない（後述）。

フィニッシャーとしてこれほど頼りになる存在はなく、海馬のように「ぜんめつめつめつ…」と顔面崩壊する心配もない。

別名「絶対１０ダメで殴るマン」。

メリット

無敵を持っている。

その一言に尽きる。

クリスペの無敵とは以下の能力を指す。

✅対象は取られるが効果を一切受けない
✅破壊されない
✅手札に戻されない
✅変身効果も受けない

要するに、現状（２０２２年９月時点）で無敵を持つユニットを倒すのは絶対不可能。

当然デバフ効果も受けないので、場に出たこのカードは毎ターン絶対１０ダメで殴るマンと化す。

除去ができないため、相手に与えるプレッシャーは相当大きい。

このカードの攻撃態勢が整った時、勝利の道にグッと近づくだろう。

デメリット

重い。

その一言に尽きる。

９マナはクリスペにおける最高コスト１歩手前であり、このカードが召喚できる＝低速デッキの証明と言っていい。

無敵により絶対場から離れないが、それ以外の効果は一切持っていないので活用には工夫が必要。

同じ９コストには「ケテル」「キマリス」などが存在する。

「ケテル」は除去能力と貫通でブロッカーがいてもダメージを与え、鉄壁により毒殺を防ぐことができる。

「キマリス」は速攻持ちなのですぐ攻撃でき、最大パワーを１４まで上げて一発逆転を狙える。

白文明はマナ加速カードで「ケテル」を早期召喚でき、黒文明はデバフ効果で長期戦に強くドローソースも多い。

赤文明はマナ加速・ドローカードが少ないため、上記２文明に比べて高コストカードが圧倒的に出しづらい。

このカードを使う場合、長期戦に特化したデッキ構築を心掛ける必要がある。

相性のいいカード

このカードを使う場合、以下の４点を意識したデッキ構築をすべき。

①相手ユニットの除去
②前衛持ちユニットを多めに採用
③このカードを手札に引き込むドローソース
④ライフ回復
⑤マナ加速

①は赤文明の得意分野で、②は中立も含めてそれなりの数がある。

③は赤文明は少ないが中立カードで十分補える。

問題は④と⑤で、特に④は絶望的。

今回は①～⑤まで項目別に、ブロンズ・シルバー以上に分けて解説する。

①相手ユニットの除去

赤文明の十八番なので困らない。

ブロンズ帯のスペルだけでも「暴れ花火」「雪国の侵略者」「魔炎」といった序盤～終盤で活躍できるものが揃っている。

低速デッキになる事を考えると「異界の炎」「業火の嵐」「火焔術~煉獄~」などの全体バーンカードの採用も検討すべきか。

シルバー以上はさらに粒が揃っており、「忿炎 イフリータ」「真鍮のマニャーナ」「双頭のドラゴン」など数えきれない。

バーンだけではなく「雷速のシェリー」「緋々色 詩舞姫」「赤炎のトリス」などの速攻持ちで確実に相手ユニットの除去を行いたい。

このカードを出した場合、相手は返しのターンでブロッカーを大量展開する事が多いので、「フェルトゴルトの竜炎」で敵を一掃して合計２０ダメージを与えるコンボは是非採用したい。

相手のLPを２０以下にしておけば、

このカードを召喚→「フェルトゴルトの竜炎」で１０ダメージ＆相手の場を空に→絶対１０ダメで殴るマンで攻撃して勝利

という美しい流れが決まって超気持ちいい。

②前衛持ちユニットを多めに採用

ブロンズ帯なら中立でも「敬虔なる歩哨」「ホルスの門番」「フォースフィールド」などが存在する。

シルバー以上なら「スカルネ大佐」「祝祭の王女 ネリー・ローズ」が特に優秀で、防御と相手ユニットの除去を両立できる。

③このカードを手札に引き込むドローソース

ブロンズの「パンダの釣り師」は必ずフル投入したい。

②で前衛枚数が増えているなら「大魔術師」の生存率も上がる。

シルバー以上だと「マリア・アイ」「クララ・シュレイ」「転生の炎鳥」あたり。

低速デッキなので「転生の炎鳥」を無理なく採用できるのは嬉しい所。

ドラゴン主体でいくならドローと強化を両立できる「龍炎陣」はぜひ採用したい。

また赤文明には３枚ドローできる「鮮血の契約」が存在するが、６ダメージは自殺行為になりかねない。

長期戦になる事を考えると、④のライフ回復カードでのサポートは必須になるだろう。

④ライフ回復

赤・中立共に回復カードは以上に少なく、ブロンズだと「光輪の従者」くらいしかない。

６回復は大きいが、反撃（LP１０以下で発動）なのでこのカードとの相性は今一つ。

シルバー以上には「オーア・シュライン」があり、こちらの方が使い勝手がいい。

このカードを対象にする事で１０回復できるので相性も良い。

⑤マナ加速

中立カードに「新緑のドルイド」「宝石槌のパンダ」「宝石槌のパンダ」などがあり、早期召喚も夢ではない。

「新緑のドルイド」は除去されやすいので、パンダの方を優先したほうがいい。

赤文明にマナ加速カードは少なく、ゴールドに味方ドラゴンの数だけマナクリスタルを得る「炎の守護竜」が存在する程度。

ただ１４１枚しか発行されていないため、２枚フル投入できるプレイヤーは最大７０名しか存在しない。

「龍炎陣」もそうだが、ドラゴンの必須パーツは高騰しつつあるので集めるなら早めに行おう。

このカードの対策方法

無敵のこのカードを除去することは絶対不可能なので、召喚される前に勝利するのが手っ取り早い。

赤文明でマナ加速は難しいため、１０ターン以内に決着をつければこのカードの脅威を感じる事すらない。

速攻寄りのデッキを使っているなら、このカードを見る事無く勝利することも多い。

緑フェアリー・緑ビーストなどの低速デッキや、「ステラケートス」のように飛行持ち＆高パワーで一気に攻めるのもいい。

また上述した「ケテル」「キマリス」を使うビッグマナデッキも意外と刺さる。

黒文明は除去や死亡時に復活するユニットが多いので押されがち。

白文明に至ってはほぼ確実に「ケテル」を先出しされるうえ、鉄壁によってブロッカー越しにダメージを受ける。

さらに鉄壁１によってこのカードの攻撃を１回耐えられるため、返しのターン直接攻撃を受けて負けることもあり得る。

このカードは無敵でも、プレイヤーは無敵になるわけではないのでしっかり対策を練ろう。

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