どうもこんばんは。
新米心理カウンセラー・あぶです。
連日、暑い日が続いていますね。
今日もとても暑く、外出する気が全く起きなかったので、チューリッヒの公理「⑩コンセンサス:【029】周囲の意見は無視してよし」に続き、「⑪執着」もご紹介しようとおもいます。
第11の公理:執着について
もし最初にうまくいかなければ、忘れろ。
「やり続ければ、夢は必ず叶う」「諦めたら、そこで試合終了」…。
多くの書籍やドラマ、漫画などでは、失敗しても立ち上がり、目標に向かって努力を続けることを説くものが多いと思います。
もちろん、頑張ることは素晴らしいことです。その努力はすぐに身を結ぶことはなかったとしても、思いがけない瞬間に役立つことがあるものです。
『マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール』の著者も、そのことは認めています。その上で、投機においては、時に破滅に導くこともあると、警鐘を鳴らしています。執着の理由は感情的なものなので、解決するのは簡単ではないからです。
「この仮想通貨が値下がりしたせいで、大損してしまった」「損失を取り返すまで、追加投資し続けてやる」…。
こうした感情は、投機家の思考を狂わせてしまいます。
なので、大きく道を踏み外す前に、「自分は執着しすぎていないか」「こだわりすぎてはいないか」と自問することが必要かと思います。
ちなみに。
心を病む人の中には、真面目で頑張り屋な人が多い、と言われているそうです。
何事も頑張ることは大切です。ただ、頑張ることに疲れたら、あるいは思い通りにうまくいかなくなったなら、我慢せずにやめてみることも方法の1つです。
また頑張りたくなったら再開すればいいですし、それまでの努力はすでに自分の糧となっているはずですから。
<チューリッヒの公理>
名著『マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール』でスイス人投資家(著者)が紹介している、合理的にリスクをとるための「投機のルール」。
次の12の公理から成る。
①リスク/②強欲/③希望/④予測/⑤パターン/⑥機動力/⑦直観/⑧宗教とオカルト/⑨楽観と悲観/⑩コンセンサス/⑪執着/⑫計画
↓↓↓「チューリッヒの公理」関連記事はこちら↓↓↓
①リスク:【017】儲けるコツは、スイス人から学べ!!
②強欲:【018】さっさと利食え!
③希望:【019】船が沈む前に、海へ飛び込め!
④予測:【021】未来は誰にもわからない
⑤パターン:【022】市場に「パターン」は存在しない!?
⑥機動力:【023】根を下ろすな! 動き続けろ!!
⑦直観:【025】直観は信頼できる?
⑧宗教とオカルト:【026】神頼みはやめてみよう
⑨楽観と悲観:【027】悲観的になることで、自信は深まる
⑩コンセンサス:【029】周囲の意見は無視してよし
【PROFILE】
あぶ(新米心理カウンセラー)
滋賀県生まれ。修士(公共政策)。2018年、心理カウンセラーの資格を取得。書籍を年間約200冊読み、ブクログでレビューを書いている。LINEスタンプも不定期に作成し、販売している。
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