全てのあらすじを各話ごとにまとめてみました!
これを機に是非皆さんこの世界に足を踏み込んでみて下さい!
登場人物&世界感の紹介はこちらから
2032年、東京オリンピックも終わり、超少子高齢化に直面している日本。
景気を回復させようと日本政府は「評価経済決済法」を制定する。
この政策により、世の中は評価経済が重視されることになり、それに反発する国民も多くいた!一方で若者たちは…??
日本は、少しずつ世界のカタチを変容させようとしてた…!
それから少し時が経ち2040年。
尾上良太は、母の口やかましい声掛けで目を覚ました。
今日は大学の入学式。
急いで、仕度をして出ようとすると、母からまた忠告のように
マイナンバーカードを手渡される。
全てがこの1枚で生活できるようになった今。
高校3年生時に受けたその詳しい説明を、確かに思い出すように辿る。
マイナンバーカードには氏名の後ろに数字が1。
次の行には氏名の後ろに2、そして3。
気になった涼太は先生に質問してみることに。
先生は、個人トークンに関して熱く語りだす。
学力・特技その全ての個性が、
個人トークンとして反映されて、評価される。
熱く、熱く担任は語る。
担任の説明も終わり、涼太はトークンを設定を
親友である大井 和也と話ながら決めることに。
和也があまりにも容姿端麗であることに対する
羨みと少しの妬みから
涼太はせっせとモテトークンの設定方法を調べる!
トークン設定を機に、涼太は自身の夢を見つめなおす…
「時計技師」になりたい。
小さい頃に通い詰めた時計博物館。
技術が奏でる時のハーモニーに幼いながらに胸を打たれた。
秘めたる夢をトークンに託すかどうか、決断の時迫る。
トークン設定を終え、教室には明るい賑わいが。
先生の叱咤激励。母の一言。
全てを涼太は受け止め、夢への道へと突き進む!
大学の入学式に和也とともに向かう涼太。
行きの電車賃のトークン格差に夢をかなえる気持ちを
一層強くする涼太。
しかし、その情熱は空回り気味だった。
入学式会場に到着した涼太は、
そこで背が小さく丸眼鏡が特徴的な青年と出会う。
あまりの特徴的な行動の多さから、
涼太の入学式の想い出は彼一色になってしまう。
彼の名は…「金井 京一郎」
入学式の後の学科説明会で、
最優秀個人トークン保有者が3位から順に発表された。
第一位は…
「金井 京一郎」
金井京一郎の評価が高い理由。
それは世界でも数人しかいない「独立時計師」に認定されているからだった。
そして、金井京一郎の至高の一品「五月雨」。
そのお値段10BTC。
金井の思わぬ誘いについていく涼太。
時計制作現場は金井の実家の一部屋だった。
「天才」と称される金井の時計作りを目の当たりにして
涼太は圧倒される。
サークルの新歓を観に来た涼太たち一行だったが、
個人トークン評価の高い和也と金井は歓迎攻めに遭ってしまう。
次第に多くなる群衆を振りまくため、
目の前にあった館内のある一室へと3人は逃げ込むことに。
その部屋の看板には「絵画印象派研究会」と刻まれてあった…!
部室の中には黒髪の綺麗な女性が。
彼女の名前は向桜。
涼太と金井の共通の幼馴染であった。
涼太はそのことを思い出し懸命に話すが、桜は一向に思い出さない。
そのことに切なさを感じながらも、先輩の部の存続危機の話から部を引き継ぐという一大決心をする!
大学授業初日、
教室には金井と涼太の二人だけ。
チャイムが鳴ると、
そそくさと金井は教壇の方に向かい、さらっと言った一言。
「言ってなかったっけ?涼太の先生は僕だよ?」
金井教授に時計作りを教わる日々が始まる!
涼太は悪戦苦闘しながらも、
独自の勉強スタイルを確立していく!
その中で、
教科書に関して少し愚痴がある涼太は
京一郎に相談すると、
トップランナーを走る京一郎なりの持論を聞くことになる。
「絵画印象派研究会」の運命の日。
行きの電車で京一郎を見かけた涼太は、
存続できるだろうと少し安どする。
しばらくして
部室に到着すると、部長がせっせと荷造りに励んでいた。
その理由を涼太が部長に問うていると
京一郎が、突然大声で叫んだ…!
部室には既に桜の姿が。
その姿を見た涼太はある人物と「同じ匂い」を感じると直感的に思う。
しばらくして、新入生を含めたサークルランキングが発表される。
「絵画印象派研究会」は天才2人が部員にいるため、
急に3位に躍り出る結果となる。
初めての部活動。
2人きりの部活動。
既視感をお互いに感じながら、時間はゆっくりと流れていく。
評価目当てに「絵画印象派研究会」に入部したい者たちが部室前に押し寄せる。
涼太は彼らを見てこう思った。
他人の評価を貪るゾンビだと。
初めての個人トークン評価試験。
手ごたえを感じた涼太に、試験官である京一郎が下した評価とは…??